ジェスカイ(青赤白)EDHの統率者・ジェネラル 紹介【2024年6月版】

概要

この記事では2024年6月時点で存在するジェスカイ(青赤白)カラーの固有色を持つすべての統率者(ジェネラル)と、その中でも注目の統率者をデッキの概要と合わせて紹介します。

ジェスカイ統率者の概観

統率者一覧

現在ジェスカイカラーの固有色を持ち、統率者として指定できるカードは現時点で29枚(共闘等の組み合わせを除く)あります。一覧は以下です。

《ノームの勇者、テジン》
《ケイト・スチュワート》
《悟った達人、ナーセット》
《ゴンドールの王、アラゴルン》
《Dr. マジソン・リー》
《盾持つ乙女、エオウィン》
《フォモーリのルーハン》
《悟った喪失者、ナーセット》
《最高機構長》
《壊れた光輪、カスラ》
《灯触れの狩人、レオリ》
《時間変造者、セヴィン》
《飛翔する風、アキーム》
《ズルゴとオジュタイ》
《岩山の声、ノストロ》
《再稼働、リバティ・プライム》
《暁冠の日向》
《英雄、オプティマスプライム》
《天空塁壁、プラミコン》
《壊滅させるものヌーマット》
《聖トラフトとレム・カロラス》
《巣守り、ガヴィ》
《風の憤怒、カイカ》
《フェイス・オブ・ボー》
《熟達のインヴォーカー、ダイナヘール》
《無限のエルシャ》
《寛大なるゼドルー》
《雷の頂点、ヴァドロック》
《ガフ提督》

統率者紹介

悟った達人、ナーセット

《悟った達人、ナーセット》は6マナ3/2先制攻撃、呪禁の人間・モンクで、攻撃時にライブラリーの上から4枚を追放して非クリーチャー呪文をマナコストを踏み倒して好きなだけ唱えられる強力な誘発型能力を持つ統率者です。ランダム性の強い能力ですが《神秘の教示者》などのトップ操作でサポート可能です。また6マナの攻撃時誘発はムーブとしては重いものの、呪禁のおかげで除去を受けづらい点が魅力です。

《悟った達人、ナーセット》と相性の良いカードとして、まずは《稲妻のすね当て》や《さらなる速さ》のような速攻を与えるカード群が挙げられます。戦場に出たターンから仕掛けにいくことができます。

捲って強いカードとして何を採用するかは好みが出るところですが、メジャーどころとして《時間のねじれ》などのエクストラターン呪文は素打ちしやすく《悟った達人、ナーセット》の能力とも相性が良いです。それ以外では《全知》、《無限への突入》あたりでしょうか。

風の憤怒、カイカ

《風の憤怒、カイカ》は4マナ3/3飛行の鳥・ウィザードで、非クリーチャー呪文を唱えるたびに1/1飛行のスピリットトークンを生成する誘発型能力と、スピリットを生贄にすると赤マナを加える起動型能力を持つ統率者です。《僧院の導師》と《ファイレクシアの供犠台》を組み合わせたようなデザインで、軽量アーティファクトを展開するだけでも大量のトークン生成、マナ加速が可能です。

特に相性の良いカードとしては《死の国からの脱出》や《等時の王笏》が挙げられます。非クリーチャー呪文を唱えるたびに1マナ出るような能力なため、チェインコンボや呪文のキャストを伴うループコンボと非常に相性が良いです。

それ以外にも1/1飛行トークンをブロッカーとして運用することで、プレインズウォーカーを維持しやすいという特徴もあります。統率者戦で強力な《時の支配者、テフェリー》などのPWを積極的に採用することが可能です。

無限のエルシャ

《無限のエルシャ》は5マナ3/3果敢のジン・モンクで、非クリーチャー限定の《未来予知》に相当する能力と、そうして唱えるカードをインスタントタイミングで唱えられる常在型能力を持ちます。デッキの大部分を非クリーチャー呪文で構成することで膨大なアドバンテージを稼ぎ出すことが可能なチェインコンボ適性の高い統率者です。

能力的に、《炎の儀式》や《断絶》のような「次に繋げやすい」呪文全般は相性が良いと言えます。それ以外にも《未来予知》にありがちな土地や唱えられないカードが捲れてしまってムーブが止まる問題への対策としての《祖先の知識》などの変化球気味なトップ操作手段とも相性が良いです。また、インスタントタイミングでライブラリトップを操作しやすいという能力の特性により《相殺》も非常に強力な妨害置物となります。

暁冠の日向

《暁冠の日向》は4マナ4/4飛行、トランプルの麒麟・スピリットで、対象の数だけ呪文のコストを軽減し、相手に対してはコストを増加させる非常にユニークな常在型能力を持つ統率者です。

強烈に相性の良いカードが複数存在する統率者で、例えば《力ずく》であれば赤1マナで好きな数のアーティファクトを破壊でき、《オレリアの憤怒》なら各対象につき1点火力までならマナの支払いを増やすことなく対象を再現なく増やすことが可能です。こうしたユニークなシナジーが魅力的な統率者です。

X呪文以外にも《思考停止》や《双つ身の炎》のような対象を取るタイプのコンボパーツのコスト軽減にも貢献するため、チェインコンボとの相性も評価できます。また、妨害能力としても多くのカウンターや除去呪文を重くすることができます。

寛大なるゼドルー

《寛大なるゼドルー》は4マナ2/4のミノタウルス・モンクで、アップキープ開始時に対戦相手がコントロールする自分がオーナーのパーマネントの数だけライフを回復、ドローする誘発型能力と3マナで対戦相手に自分のパーマネントのコントロールを渡す寛大な起動型能力を持つ変わった統率者です。

基本的には《命運の掌握》や《倦怠の宝珠》のような誰がコントロールしていても関係のないパーマネントを相手に渡して統率者によるドローを加速したり、《創案の火》や《九つの命》のような相手の迷惑になりそうなパーマネントを押し付けて妨害するといったムーブを目指します。

勝ち筋としてはライフ50点以上でエクストラウィンとなる《忍耐の試練》が面白いです。統率者によるライフゲインに加え、押し付けパーマネントとしてシナジーがある《Illusions of Grandeur》や《治国策》ともコンセプト的に相性がよく、うまく構築することができればとてもユニークなデッキになりそうです。

まとめ

今回はジェスカイカラーの統率者に関する情報をまとめました。ニーズがあれば、他のカラーの情報もまとめて記事にしていこうと思います。

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