黒単 EDHの統率者・ジェネラル 紹介【2024年8月版】

概要

この記事では2024年8月時点で存在する黒単の固有色を持つすべての統率者(ジェネラル)と、その中でも注目の統率者をデッキの概要と合わせて紹介します。

黒単統率者の概観

統率者一覧

現在黒単で統率者として指定できるカードは現時点で195枚です。多色の場合と比べると単色EDHはカードプールが狭い一方で統率者の選択肢が非常に多いです。(例として、ジェスカイカラーの統率者は29枚しかありません)

《朝の歌のマラレン》
《墜ちたる者ヴォルラス》
《ロベリア・サックビル=バギンズ》
《闇の大司法官、シャドウハート》
《冷たき集いのキンズー》
《ネファリアのグール呼び、ジャダー》
《荒廃のドラゴン、スキジリクス》
《死者の嘆き、崩老卑》
《恐怖の神、ターグリッド》
《残酷なハイソニア》
《練達の育種師、エンドレク・サール》
《蝕まれた正気、凶鬼》
《沈黙の王、スザーレク》
《鸚鵡の匪賊、フランシスコ》
《鴉の男》
《ジェイコブ・フライ》
《飢饉の具現、トルガール》
《ドラウの背教者、ヴィコニア》
《袋小路屋敷を守る者、ロベリアばあさま》
《修羅のドミヌス、ドリヴノッド》
《骨齧り》
《ウォーロックの収集家、ローカン》
《騒音のアフィミア》
《林間の茨、ミアーラ》
《不死の援護者、ヤヘンニ》
《魏の将軍 張コウ》
《エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ》
《放浪者、アンラキール》
《死をもたらす者、サレヴォク》
《触れられざる者フェイジ》
《下水王、駆け抜け侯》
《忍耐強く企む者、ゴラム》
《無限なるトラザイン》
《死より選ばれしティマレット》
《魏公 曹操》
《悪ふざけの名人、ランクル》
《隠れし者の師、ロシャン》
《囚われしもの、幽孤羅》
《老いたる飛び牙》
《最深の裏切り、アクロゾズ》
《アーチリッチ、アサーラック》
《契約の族長、ゲス》
《栄光の神バントゥ》
《死蔵の世話人、死零》
《心奪われし追跡者、ゴラム》
《囁く者、シェオルドレッド》
《総魔長、モータリオン》
《汚らわしき者バルソー》
《アーボーグのプーラージ》
《月の賢者の養子、ナシ》
《名うての殺人鬼、虐殺少女》
《ネズミの王、カルモニクス》
《司令官グレヴェン・イル=ヴェク》
《初めて苦しんだもの、影麻呂》
《素晴らしき復活術師、ギサ》
《冥府の麒麟》
《アンデッドの大臣、シディシ》
《終末を招く者ショークー》
《黒き剣の継承者コーラシュ》
《ヴィスラー・ターロー》
《巣穴あさり、ニカーラ》
《ロークスワインの元首、アヤーラ》
《虚ろな者、アゴロス》
《心を削るものグリール》
《アングマールの魔王》
《隠避残虐の御神体》
《希望の死、タボラックス》
《虐殺少女》
《ダスキネルの工作員、ネイディア》
《コウモリ男爵、ティモサー》
《飢えたるもの、卑堕硫》
《影猫の使い魔、ファルティス》
《奈落の君、苦弄》
《蛇の舌、グリーマ》
《モルグルの副官、ゴスモグ》
《屍術師リム=ドゥール》
《墓甲羅、ゴーレックス》
《鬼の下僕、墨目》
《力を欲する者、スタースクリーム》
《陰謀団の総帥》
《冒涜する者、トーモッド》
《真夜中の空、殉至》
《合肥の勇将 張遼》
《不浄なる者、ミケウス》
《夜のスピリット》
《死相の否命》
《暗影の召喚士、ティヴァシュ》
《悪魔王ベルゼンロック》
《ヨーグモスの法務官、ギックス》
《堕落した司教、ジェレン》
《策謀する案内人、ゴラム》
《Baron Sengir》
《悪夢を囁く者、シヴリス》
《死者の神、エレボス》
《Veldrane of Sengir》
《呪われたクロウヴァクス》
《スランの医師、ヨーグモス》
《ガロウブレイド》
《ヘンリカ・ダムナティ》
《グールの市長、ハンコック》
《黄金の呪いのマカール王》
《カリムポートの殺し屋、サファナ》
《甦りし悪夢、ブレイズ》
《破滅をもたらす者、魔王》
《薄暮薔薇の棘、ヴィト》
《Grandmother Sengir》
《血空の主君、ヴェラゴス》
《血の取引者、ヴィリス》
《グリクシスの首領、ネファロックス》
《呪われたミリー》
《嵐の王、イモーテク》
《灰生まれの阿苦多》
《呼び覚ます者イザレス》
《微影のビルタズ》
《金線の打破者、アーミクス》
《すりのチビボネ》
《厳格な者、コンラッド卿》
《原初の死、テジマク》
《肉体装置技師、アシュノッド》
《アーボーグの暴食、ヤーグル》
《シェオルドレッド》
《厄介者、ギサ》
《ゲトの裏切り者、カリタス》
《略奪者、カンバー》
《懲罰者、ケアヴェク》
《最後の血の長、ドラーナ》
《トンネルスネーク、ブッチ・デロリア》
《解き放たれし者、オブ・ニクシリス》
《酷叛明神》
《魏の大将 曹仁》
《イーサンの影》
《現し世の裏切り者、禍我》
《異端の癒し手、リリアナ》
《夜陰明神》
《悪意に満ちた者、ケアヴェク》
《卑劣な拷問者、ブリッツウィング》
《魏の参謀 荀イク》
《遺跡の賢者、アノワン》
《ドラコリッチ、エボンデス》
《ストロームガルドの災い魔、ハーコン》
《パーティーの隊長、ブラコス》
《大霊堂の王、ゲス》
《アーチフィーンド、アスモデウス》
《死の神、イーガン》
《処刑者の族長、ヴラーン》
《イルミノール・スゼラス》
《鎮める者、アシュリング》
《死人占い師、サウロン》
《マラキールの解放者、ドラーナ》
《穢れた血、ラザケシュ》
《殺しの羽ペン、マリ》
《豪華の王、ゴンティ》
《カラストリアの血の長、ドラーナ》
《羽の夜のマーハ》
《隆盛なるエヴィンカー》
《戦慄の朗詠者、トーラック》
《闇の男爵、センギア》
《Irini Sengir》
《肉体彫刻家、ケスキット》
《永遠神バントゥ》
《アーボーグの憑依者、モイラ》
《ミナス・モルグルのゴルバグ》
《上位の大峨、苦御》
《梅澤俊郎》
《王国の未亡人、アヤーラ》
《戦慄をなす者ヴィザラ》
《貪る混沌、碑出告》
《リッチの騎士、ジョス・ヴェス》
《グール呼びのギサ》
《影の群れの灰毛》
《魂の貯蔵者、コソフェッド》
《真実を捻じ曲げるもの、逝斬》
《ヨーグモスの息子、ケリク》
《デズモンド・マイルズ》
《小物泥棒、チビボネ》
《狂気を操る者チェイナー》
《黙示録、シェオルドレッド》
《センギアの純血、カザロフ》
《夜の星、黒瘴》
《蝕むもの、トクスリル》
《鼠の守護神》
《戦慄の織り手、シェロブ》
《ゲトの血の長、カリタス》
《高塔の憑依者》
《新たな血族、ヴァドミル》
《仲介人、フェイン》
《カエル乗り、達成》
《荒涼とした心のエレボス》
《救われぬ者、クラヴ》
《モリンフェン》
《夜の華、切苦》
《血の儀式司、ウィスパー》
《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》
《魏の大将軍 司馬懿》
《隻眼の将軍 夏侯惇》

統率者紹介

恐怖の神、ターグリッド

<恐怖の神、ターグリッド>は両面の統率者で、主に使う表面は5マナ4/5威迫に、対戦相手が生け贄に捧げたり捨てたりしたパーマネントを自分のコントロール下で戦場に出す強力な誘発型能力を持ちます。この能力は例えば《ヴェールのリリアナ》の+1能力で各対戦相手が土地やアーティファクトなどのパーマネントを捨てれば、最大3枚のパーマネントを場に出すことができます。

様々なカードと強力なシナジーを形成する能力ですが、中でも《小悪疫》は土地、クリーチャー、手札までを巻き込めるため確実に大量のアドバンテージを獲得できます。

また、フィニッシャー的には《取り憑かれた扉》が優秀で、対戦相手がリソースをすり減らしていく中で、一方的にこちらのリソースを回復し続けることが可能な強力なコンボになります。

悪ふざけの名人、ランクル

《悪ふざけの名人、ランクル》は4マナ3/3飛行速攻で、任意の数の効果を使えるサボタージュ能力を持つ統率者です。サボタージュ能力と速攻が噛み合っている点が使いやすく、妨害能力としては毎ターン1ハンデス+1体生け贄を行えるため、特にクリーチャーに対して強力な妨害性能を持つカードです。ただし、こちらにも他にクリーチャーがいないと統率者をサクることになってしまうため、《恐血鬼》のような生け贄要員があると使いやすいです。

《無駄省き》など相性の良いカードは何枚か存在しますが、デッキコンセプトの一つとしておすすめなのがプレインズウォーカーをフィニッシャーとした構築です。《悪ふざけの名人、ランクル》の能力はクリーチャーに対する盤面制圧と全員のリソース削りを得意としているため、クリーチャーがいないロングゲーム展開に持ち込みやすいです。こうしたゲーム展開と相性が良いプレインズウォーカーはかなり使い勝手の良いフィニッシャーになります。生け贄要員にもできる点で、《ウルザの後継、カーン》や《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》などがおすすめです。

イルミノール・スゼラス

《イルミノール・スゼラス》は3マナ3/3のアーティファクト・クリーチャーで、タップ能力により《Sacrifice》相当の効果を発揮する統率者です。本体がアーティファクトであるおかげで、アーティファクト関連のクリーチャーを使ったコンボ適正が高いデザインになっており、《ドロスの蠍》のような繰り返し使えるアンタップ手段を組み合わせることで様々な無限コンボが成立します。

また、複数の黒マナを生む手段としても優秀なため、《ネクロポーテンス》や《ネクロドミナンス》といった色拘束の厳しいカードも使いやすいです。

羽の夜のマーハ

《羽の夜のマーハ》は5マナ6/5飛行トランプル、護法(1枚ディスカード)を持ち、対戦相手のクリーチャーのタフネスを1にするユニークな常在型能力を持つ統率者です。シンプルに優秀なフィジカルに加えて、タフネスを1にする能力は《魂の裏切りの夜》をはじめとした置物型の全体マイナス修正カードにより相手のクリーチャーを完全にシャットアウトすることができます。(出た時の能力は止まりませんが…)

勝ち筋としては優秀なスタッツとキーワード能力を生かした統率者ダメージを軸にするのがおすすめです。 そのままだと若干のパワー不足を感じるため、《梅澤の十手》などでサポートすると良さそうです。十手なら除去効果と統率者の相性も良好です。

ヨーグモスの息子、ケリク

《ヨーグモスの息子、ケリク》は4(+3ファイ)マナ2/2絆魂を持ち、黒マナをファイマナのように2ペイで支払えるようになるユニークな常在型能力と、黒の呪文を唱えるたびにサイズアップする誘発型能力を持つ統率者です。本体は実質無色4マナで唱えることができるため非常に軽量でありながら、擬似的に大量のマナ加速を行える非常に強力なカードで、能力は呪文を唱えるコスト以外にも利用でき、例えば《血の執行司祭》と組み合わせれば黒マナ版の《背信のオーガ》のように運用できます。

ケリクによって《鏡に願いを》や《深淵への覗き込み》といったシンボルやマナコストの重い呪文を早期に唱えることで一気に勝利を目指すことができるため、構築次第でワンターンキルも現実的な非常に短いキルターンを実現することが可能です。

スランの医師、ヨーグモス

《スランの医師、ヨーグモス》は4マナ2/4プロテクション(人間)を持ち、1点ペイとクリーチャー1体を生け贄にすることで、クリーチャーに-1/-1カウンターを1つ乗せながら1ドローする能力と、BBと1枚ディスカードで増殖を行う2つの起動型能力を持つ統率者です。強力なドローエンジンとクリーチャー除去能力が両立しており、-1/-1カウンターを活用することでコンボ性能も高い非常に強力な統率者で、特に《ゲラルフの伝書使》などの不死能力は、+1/+1カウンターを-1/-1カウンターで相殺することで大量のドローが可能な最高に相性が良いキーワード能力です。

ヨーグモスEDHの詳細については、過去に記事にまとめているのでぜひ参考にしてください。

まとめ

今回は黒単の統率者に関する情報をまとめました。ニーズがあれば、他のカラーの情報もまとめて記事にしていこうと思います。

記事の更新情報はEDH.JPのX(Twitter)で投稿しています。ぜひフォローしてください。

2024/8/8 《血の執行司祭》 に関する内容に誤りがあったため訂正しました。