アゾリウス(白青)EDHの統率者・ジェネラル 紹介【2024年5月版】
目次
概要
この記事では2024年5月時点で存在するアゾリウス(白青)カラーの固有色を持つすべての統率者(ジェネラル)と、その中でも注目の統率者をデッキの概要と合わせて紹介します。
アゾリウス統率者の概観
統率者一覧
現在アゾリウスカラーの固有色を持ち、統率者として指定できるカードは現時点で90枚(共闘等の組み合わせを除く)あります。一覧は以下です。
《高位の秘儀術師、イス》
《サイボーグ犬、レックス》
《巣を守るものカンジー》
《アウグスティン四世大判事》
《天才操縦士、コトリ》
《平和の世継ぎ、ウィル》
《遺跡探し、ハーマ・パシャール》
《巡歴の干渉者、クウェイン》
《成金、グヮファ・ハジード》
《祖先の残響、アブエロ》
《Gosta Dirk》
《人類の友、ゴールドバッグ》
《空を放浪するもの、ヨーリオン》
《ローリー・ウィリアムズ》
《オジュタイの龍語り、イーシャイ》
《空の探検者、ジェム・ライトフット》
《乱動を刻む者、ノヤン・ダール》
《ナクタムンの侍臣、テムメト》
《11代目ドクター》
《雪花石を率いる者、ブルーナ》
《風早彦グワイヒア》
《四公会議》
《純潔の監視者、マルカトール》
《忠実な癒し手、ニアンビ》
《聖トラフトの霊》
《メレティスのダクソス》
《Hunding Gjornersen》
《8代目ドクター》
《イシリアンの領主、ファラミア》
《至高の審判者、イスペリア》
《至極の刀、オージ》
《初代ドクター》
《捜査の達人、アルキスト・プロフト》
《龍王オジュタイ》
《恒久守護のラナール》
《復讐に燃えた犠牲者、ドロテア》
《アルケイド・ギャノン》
《都市国家の神、エファラ》
《サリー・スパロウ》
《オジュタイの達人、テイガム》
《強風の力、イニアス》
《永遠王、ブレイゴ》
《ジェディット・オジャネン》
《アーイシャ・タナカ》
《海門の擁護者、リンヴァーラ》
《2代目ドクター》
《空騎士、トゥーラ・ケネルッド》
《Rasputin Dreamweaver》
《5代目ドクター》
《先兵の飛行士、ハービン》
《尊敬される語り手、ニアンビ》
《城塞の近衛兵、ピピン》
《偏執的な援護者、ステン》
《公正なるイムラヒル大公》
《トバイアス・アンドリオン》
《現実の設計者、タメシ》
《老いざるメドマイ》
《冬魂のオジュタイ》
《航行長ハナ》
《悪運尽きた征服者、トバイアス》
《エルダー、オーウェン・リオンズ》
《不可解なるイスペリア》
《Kasimir the Lone Wolf》
《法をもたらす者、アゾール》
《探偵社社長、エズリム》
《氷冠のヒルダ》
《第10管区のラヴィニア》
《7代目ドクター》
《ゴンドールの希望、ボロミア》
《エラントとジアーダ》
《見張るもの、ヴェイガ》
《護国卿、ウルザ》
《ベリサリウス・カウル》
《艦の魔道士、ラフ・キャパシェン》
《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》
《ウェザーライトの重鎮、ラフ》
《編集長、デンリー・クリン》
《麻痺海溝のシャレー》
《川の案内者、シグ》
《武具師、アーイシャ・タナカ》
《クルーグ公、ウルザ》
《光輝の夜明け、ヘリオッド》
《夢語り、ラスプーチン》
《敬虔な新米、デニック》
《空鮫、シャーブラズ》
《ゴンドールの執政、ファラミア》
《眠れぬ亡霊、ミレシント》
《空の管理者、カンジー》
《エルミンスター》
《開闢機関、勝利械》
統率者紹介
永遠王、ブレイゴ
《永遠王、ブレイゴ》は4マナ2/4飛行で、戦闘ダメージを与えた時に土地でないパーマネントを好きなだけブリンクさせる誘発型能力を持ちます。本人が飛行を持つため戦闘ダメージを通しやすく、ブリンク能力は《太陽の指輪》などのマナアーティファクトや《アーカムの天測儀》などのEtBでメリット能力を持つカードなどをまとめてブリンクさせることで様々なアドバンテージを得ることができます。
特に相性の良いカードは《ストリオン共鳴体》です。《永遠王、ブレイゴ》の誘発型能力をコピーすることで《ストリオン共鳴体》とマナアーティファクト等を一緒にブリンクさせることで《ストリオン共鳴体》をアンタップさせながらその起動マナを確保できるため、無限ループを成立させることができます。
《ストリオン共鳴体》以外にも、《現実の酸》でブリンクするたびにパーマネント破壊を行ったり、《神秘的負荷》の経年カウンターをリセットしたりと様々なカードとシナジーを形成する統率者で、ユニークなムーブが楽しめます。
アウグスティン四世大判事
《アウグスティン四世大判事》は4マナ2/3で、こちらの唱える青や白の呪文のコストを軽減する能力と、対戦相手が唱えるあらゆる呪文のコストを増加させる常在型能力を持ちます。能力としては《サファイアの大メダル》+《真珠の大メダル》+対戦相手限定の《抵抗の宝球》相当ということで、非常に強力なコスト軽減能力と妨害能力を持つ統率者です。
《アウグスティン四世大判事》は妨害能力のおかげでスローゲームになりやすいため、プレインズウォーカーなどのロングゲームに強いカード群と相性が良いです。特に《ドミナリアの英雄、テフェリー》は《アウグスティン四世大判事》による2マナ軽減と本人の+1能力による土地のアンタップで、実質1マナ消費で設置できるためコストパフォーマンスに優れます。
都市国家の神、エファラ
《都市国家の神、エファラ》は4マナ6/5破壊不能で、白や青への信心が7以下だとクリーチャーではなくなる常在型能力と、前のターンにクリーチャーを出していれば各ターンのアップキープにドローできる誘発型能力を持ちます。基本的には破壊不能のエンチャントという場持ちの良いドローエンジンとして強みのある統率者です。ドロー能力は多人数戦で強力な各ターンに誘発するタイプで、毎ターン誘発させられれば1周で約4ドローという高いパフォーマンスを誇ります。
特に相性の良いカードは瞬速を持つクリーチャー群です。これらはドロー能力と相性が良く、特に《孤独》や《緻密》はマナコストを要求しないため使い勝手が良いです。これらのカードの多くは《エイヴンの阻む者》や《瞬唱の魔道士》などのように何らかメリットのあるEtB能力を持っているため、《儚い存在》などのブリンク呪文も併せて採用することで、それらの能力を使い回しながら《都市国家の神、エファラ》のドロー条件を満たすことができます。
総じて、瞬速を持つクリーチャーやブリンク呪文などインスタントタイミングでの手数を活かしてプレイするため、インタラクティブなゲーム展開が楽しめる点が魅力的な統率者だと言えます。
護国卿、ウルザ
《護国卿、ウルザ》は3マナ2/4で、アーティファクト・インスタント・ソーサリーを1マナ軽減する常在型能力と、《マイトストーンとウィークストーン》がある状態で7マナ払うことで《プレインズウォーカー、ウルザ》に合体する起動型能力を持つ統率者です。3マナという軽さで幅広い呪文の軽減に対応している点が強力で、特にアーティファクトの軽減は《師範の占い独楽》を使ったコンボと相性が良いです。また、合体後の《プレインズウォーカー、ウルザ》も元の《護国卿、ウルザ》を強化したような軽減能力と、他にも状況に応じて使い分けられる強力な能力を複数持っており、《マイトストーンとウィークストーン》の汎用性も相まって積極的に合体を狙っていく価値も十分ありそうです。
特に相性の良いカードは《現実チップ》です。《未来予知》系のカードはコスト軽減能力と相性が良く、中でも《現実チップ》は《護国卿、ウルザ》の軽減に対応している点で高評価です。これと先ほどの《師範の占い独楽》を組み合わせることで無限ドローが成立します。
光輝の夜明け、ヘリオッド / 歪んだ日食、ヘリオッド
《光輝の夜明け、ヘリオッド》は4マナ4/4で、EtBで神以外のエンチャントを墓地から回収する誘発型能力と、3マナ+青ファイマナで裏面の歪んだ日食、ヘリオッドへ変身する起動型能力を持つ両面の統率者です。裏面では自分の呪文がすべてインスタントタイミングで唱えられる常在型能力と、相手が引いたカード1枚につき呪文を唱えるコストを1マナ軽減する能力を持ちます。
表面はそこまでインパクトのある能力ではなく、4マナの統率者を着地させるまでに墓地にエンチャントが落ちているかどうかは微妙なところです(《ウルザの物語》、《激しい叱責》あたりは回収の可能性がありそう)。一方で裏面は非常に強力な2つの常在型能力を持っており、常に《出現領域》状態で、相手ターン中であれば常に1マナ以上のコスト軽減が可能です。さらに、軽減能力は各対戦相手が引いたカードの合計枚数を参照するため、《金言》のような各プレイヤーにドローさせるカードが超強力なコスト軽減呪文に化けます。
特に相性の良いカードは《時のらせん》などの大量ドロー呪文です。変身後の《光輝の夜明け、ヘリオッド》と組み合わせれば自分のリソースを回復しながら21マナ軽減が実現します。その後は《繁栄》のような相手にも引かせるXドロー呪文を使って指数関数的にマナ軽減数を伸ばせば、ライブラリアウトや膨大なXでの《歩行バリスタ》などでゲームを決めることができます。注意点として、相手にすごい枚数のカードを引かせてしまうため《沈黙》系の呪文がほぼ必須のムーブです。加えて、《歪んだ日食、ヘリオッド》の能力で相手ターンにムーブする場合は《堂々たる撤廃者》など一部のカードが機能しない点にも注意が必要です。
まとめ
今回はアゾリウス(白青)カラーの統率者に関する情報をまとめました。ニーズがあれば、他のカラーの情報もまとめて記事にしていこうと思います。
記事の更新情報はEDH.JPのX(Twitter)で投稿しています。ぜひフォローしてください。