【EDHデッキ紹介】大いなる歪み、コジレック【エルドレインの森 対応版】

今回は大いなる歪み、コジレックEDHの紹介です。

《大いなる歪み、コジレック》は2016年のゲートウォッチの誓いで登場した、強力なドロー能力と打ち消し能力による高い制圧力を持つ巨大な伝説のエルドラージです。

統率者解説

ゲートウォッチの誓いで登場した《大いなる歪み、コジレック》は、8◇◇の10マナ12/12威迫のエルドラージで、唱えた時に手札が7枚になるようにドローする誘発型能力と、マナ総量Xの呪文を同じマナ総量のカードを捨てることで打ち消す起動型能力を持ちます。

統率者自身のスペックは非常に語ることが多い能力ですが、まずは第一に12/12威迫というサイズとキーワード能力は、2回攻撃すれば統率者ダメージによってプレイヤーを敗北させられる点で強力です。1度通してしまえば強烈なブロック強要が可能で、威迫によってそのプレイヤーのクリーチャーを毎ターン2体チャンプブロックで消費させることができます。

また、誘発型のドロー能力は他の伝説のエルドラージと同様に唱えた時に誘発する能力であるため、本体が打ち消されたとしてもドローできる点で打ち消しにも強く出られる統率者です。ドロー枚数も基本的には4枚以上引けることが多く、10マナであることを考慮してもドロー効率は悪くありません。また、手札消費が多くマナ総量のバリエーションが求められる起動型能力との相性も良い能力です。

起動型の打ち消し能力は、マナ消費なしで相手の呪文を打ち消すことができる圧倒的なテンポアドバンテージと妨害能力を有します。ただ、打ち消したい呪文に対応するマナ総量のカードが握れているかどうかは不安定要素になります。

デッキリスト

今回はサンプルリストとしてmoxfield様にて自作のリストを公開しましたのでご参照ください。

https://www.moxfield.com/decks/2KtDj3rQsUiL0gLZDnfrkg

— 統率者 1 —
《大いなる歪み、コジレック》

— クリーチャー 19 —
《歩行バリスタ》
《面晶体の這行器》
《マナキン人形》
《ミリキン人形》
《マイアの回収者》
《極楽の羽ばたき飛行機械》
《鋳造所の検査官》
《ガラクタ潜り》
《ウルザの空戦艇、リベレーター号》
《金属細工師》
《パラジウムのマイア》
《屑鉄さらい》
《屑鉄場の再構成機》
《磁石のゴーレム》
《晶洞ゴーレム》
《カルドーサの鍛冶場主》
《マイアの戦闘球》
《街並みの地ならし屋》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ》

— インスタント 2 —
《次元の歪曲》
《歪める嘆き》

— ソーサリー 1 —
《全ては塵》

— アーティファクト 45 —
《永遠溢れの杯》
《宝石の睡蓮》
《ライオンの瞳のダイアモンド》
《水蓮の花びら》
《魔力の墓所》
《モックス・ダイアモンド》
《オパールのモックス》
《探検の地図》
《ジェラードの砂時計ペンダント》
《魔力の櫃》
《多用途の鍵》
《師範の占い独楽》
《太陽の指輪》
《魂標ランタン》
《通電式キー》
《征服者のフレイル》
《砕けたパワーストーン》
《厳かなモノリス》
《稲妻のすね当て》
《液鋼の首飾り》
《精神石》
《月銀の鍵》
《玄武岩のモノリス》
《爆破基地》
《ブライトハースの指輪》
《彫り込み鋼》
《類似の金床》
《完全化の杖》
《威圧の杖》
《異形化するワンド》
《三なる宝球》
《摩滅したパワーストーン》
《前兆の時計》
《面晶体の記録庫》
《クラーク族の鉄工所》
《神秘の炉》
《シッセイの指輪》
《ストーンスピーカー・クリスタル》
《一つの指輪》
《スランの発電機》
《ウル=ゴーレムの目》
《見捨てられた碑》
《金粉の水蓮》
《王神の立像》
《ファイレクシアへの門》

— プレインズウォーカー 2 —
《大いなる創造者、カーン》
《人知を超えるもの、ウギン》

— 土地 30 —
《古えの墳墓》
《爆発域》
《眷者の居留地》
《埋没した廃墟》
《魂の洞窟》
《水晶鉱脈》
《さびれた寺院》
《エルドラージの寺院》
《出現領域》
《ウギンの目》
《宝石の洞窟》
《高級市場》
《家路》
《発明博覧会》
《Mishra’s Workshop》
《ファイレクシアの核》
《英雄の公有地》
《ウギンの聖域》
《屍肉あさりの地》
《焦土》
《露天鉱床》
《マイコシンスの庭》
《宝物庫》
《ウルザの工廠》
《ウルザの鉱山》
《ウルザの魔力炉》
《ウルザの物語》
《ウルザの塔》
《ウルザの作業場》
《作戦室》

デッキ解説

無色統率者のため、リストを俯瞰するとほとんどがアーティファクトカードで構成されていることがわかります。基本的には非常に重い統率者を素早く着地させることを目指すために、マナ加速手段を非常に多く採用しています。

コジレックEDHを考える上で重要な観点として、初手7枚に各ターンのドローを加えると3ターン目までに使えるカードは基本的には10枚しかないという考えがあります。これは3ターン目に統率者をキャストしようと思ったら、カード1枚あたり1マナを出すとすべてのカードを使い切っている状態だということを意味します。そのため、1枚で2マナ以上出すカードの存在がマナ加速のスピードとしても、マナになれないカードを引いた場合のケアとしても重要です。

一方で、いくら12/12威迫で制圧能力の高い能力を持っていたとしても、統率者ダメージのみで勝利することは簡単ではありません。そのため、統率者で相手にプレッシャーを与えつつも、基本的には《クラーク族の鉄工所》や《屑鉄さらい》、《神秘の炉》などを使ったアーティファクトによるコンボによる勝利を目指すことになります。

無色EDHの構造上、致命的な妨害置物が何枚か存在します。採用率が比較的高く致命的なものとして、《無のロッド石のような静寂)と呪われたトーテム像》が挙げられます。いずれも勝ちから大きく遠のくカードなため、なんとか対処しなければいけません。幸い現代の無色カードには様々な除去手段が提供されているため、それらを駆使していくことになります。

個別カード解説

  • 《街並みの地ならし屋》

8マナ8/8トランプルの構築物で、キャストした時および攻撃時に、土地以外のパーマネントを破壊してパワーストーントークンに変える誘発型能力と、蘇生(8)を持ちます。

アーティファクト、構築物であることでいくつかのサーチ手段に対応している汎用除去札です。《イシュ・サーの背骨》などと比べると、唱えた時の誘発型能力であるため除去札としての確実性や、攻撃時にも誘発することによる継続性が非常に強力で、蘇生も本体同様重いものの、何かの拍子に墓地に落ちても《無のロッド》などへの回答になれます。

  • 《カルドーサの鍛冶場主》

5マナ3/5の構築物で、タップとアーティファクト3つをサクることでライブラリから任意のアーティファクトを場に出す強力な起動型能力を持ちます。詳細は後述しますが、カルドーサとアーティファクト6枚以下から勝利することが可能です。

ただ、単体では速攻も除去耐性も持たないため、ある程度サポートされることを前提としたカードと言えます。

  • 《ウルザの空戦艇、リベレーター号》

3マナ瞬唱、飛行1/2の伝説のアーティファクト・飛行機械で、無色やアーティファクト呪文をインスタントタイミングで唱えることができるようになる常在型能力と、呪文を唱えた時にサイズが増加する誘発型能力を持ちます。

常在型能力は《蜃気楼のマイアヴィダルケンの宇宙儀の上位互換にあたり、今回のデッキに含まれる全ての呪文をインスタントタイミングで唱えることができるようになり、相手ターンにコンボを成立させて勝利も狙える強力な能力です。

  • 《液鋼の首飾り》

2マナで1マナ加えられる標準的なマナアーティファクトですが、タップ起動で土地でないパーマネントにターン終了時までアーティファクトタイプを追加する能力を持ちます。

一見地味な能力ですが、状況やシナジー次第で強力な能力として機能します。例えば自分が《大いなる創造者、カーン》をコントロールしていれば、任意のパーマネントの起動型能力を起動できなくすることができますし、相手の唱えたアーティファクト全体除去に相手のパーマネントを巻き込むことも可能です。

  • 《神秘の炉》

アーティファクトと無色のカード専用の《未来予知》のような能力を持った4マナのアーティファクトで、タップと1点ペイすることでトップのカードを追放して次のカードにアクセスできる起動型能力を持ちます。

無色EDHのため、トップ土地以外のカードであれば唱えることが可能で、かなり本家の《未来予知》に近い性能を持っていると言えます。マナアーティファクトを大量展開することはもちろん、《師範の占い独楽》との無限コンボのパーツとしても活躍します。(詳細は後述)

  • 《ファイレクシアへの門》

EtBで対戦相手のみのクリーチャー全体除去のような強力な誘発型能力と、アップキープ開始時に墓地からクリーチャーを1体釣り上げる能力を持った9マナのアーティファクトです。

アーティファクトでありながら強烈な盤面への干渉能力を持ち、毎ターン墓地からクリーチャーを釣り上げる能力は、無色では採用できない強力なシステムクリーチャーや、自身のコンボパーツの釣り上げに使えます。

  • 《異形化するワンド》

カウンターが3つ乗った状態で場に出て、ソーサリータイミングの1マナとカウンター1つとタップで、クリーチャー1体を破壊して2/4の雄牛トークンに変える能力を持ちます。

破壊後に生成されるトークンのサイズが大きいため、コストが低めに設定されており、統率者戦では対戦相手のシステムクリーチャーや統率者を継続的に除去する手段として重宝します。

ソーサリータイミングでしか起動できないため小回りが効かない側面もありますが、無色EDHでのクリーチャー除去手段としては最高レベルの1枚で、《ドラニスの判事》などの確実に除去する必要があるクリーチャーへの回答として優秀です。

デッキの回し方

序盤はとにかくマナ加速を行い、3ターン以内の統率者キャストを目指します。その後は、統率者でゲームをコントロールしながら統率者ダメージでプレッシャーをかけつつ、アーティファクトコンボ成立による勝利を目指します。

3ターン以内の10マナ到達の重要な要素としては、《晶洞ゴーレムライオンの瞳のダイアモンド宝石の睡蓮魔力の櫃厳かなモノリス》があります。《晶洞ゴーレム》は統率者をキャストする特殊な方法ですが、ヘイトが高く基本的には攻撃する前に除去されてしまうためあまり期待できません。他のカードに関しては少ないマナから3マナを生み出せるカードで、パーマネントとして非常に優秀です。3ターンで10マナに到達するには、土地に加えて7マナ分の加速が必要になるため、これらのいずれか1枚に加えて、2マナ出るアーティファクトや《通電式キー》のようなアンタップパーマネントを組み合わせることで達成できることが期待できます。他にも《見捨てられた碑》や《クラーク族の鉄工所》、《金属細工師》も大幅なマナ加速が期待できるものの、ヘイトが高いため妨害される可能性が高いです。

アーティファクトのコンボ成立はサーチ手段が有色のデッキと比べて乏しかったり、必要枚数が多かったりと思ったより成立に時間を要することも多いです。そのためコジレックや、他のエルドラージによるフィジカルゴリ押し戦術も重要になってきます。

キープ基準

ここではいくつか初手ハンドの例と考え方を紹介します。

  • ハンド例1

土地2、《古えの墳墓》、《太陽の指輪》、ウラモグ、記録庫、独楽

キープです。手札で3T時点で8マナまでの加速が約束されており、独楽により追加2マナ以上の加速手段が確保できれば3T統率者のキャストに繋がります。

  • ハンド例2

土地3、《極楽の羽ばたき飛行機械》、《屑鉄場の再構成機》、《屑鉄さらい》、ウギン

マリガンです。一見コンボパーツや妨害手段が満遍なく揃っているハンドですが、よく見るとマナが3マナ+《ウルザの物語》からのサーチ(3マナ)しかなく、ウギンのキャストも重いです。統率者があまりにも遠いためマリガンハンドです。アーティファクトのコンボパーツは序盤は握っていてもノイズにしかならない場合が多いです。

  • ハンド例3

土地2、ランタン、《魔力の櫃》、《晶洞ゴーレム》、《神秘の炉》、《全ては塵》

ギリギリですがマリガンです。《魔力の櫃》を《晶洞ゴーレム》か《神秘の炉》に使うことになり、その後の櫃のアンタップ手段が確保できていないため、ゴーレムが妨害を受けた場合は統率者が非常に遠いハンドになります。

コンボ・ギミック解説

  • 《神秘の炉》+《師範の占い独楽》+1マナ分のアーティファクト軽量化手段

いわゆる未来独楽(《未来予知》と《師範の占い独楽》によるドローコンボ)に分類される無限ドローコンボです。独楽のドローしてトップに戻る能力を使うことでトップを独楽に固定し、トップの呪文を唱えられる神秘の炉により、独楽を繰り返しキャストしながらドローするループを形成します。そこにアーティファクトの軽量化を加えて独楽を0マナでキャストできるようにすることで、無限ドローを成立させます。

アーティファクトの軽量化手段は複数あり、6ウギン、《鋳造所の検査官》、《類似の金床》などがあります。無限ドロー後は、他のなんらかのコンボを成立させて無限マナ、無限ダメージを達成して勝利することになります。

このコンボは《神秘の炉》も独楽も単体で使えるためノイズの少ない点が優秀です。

  • 《玄武岩のモノリス》+《ブライトハースの指輪 》/ 《見捨てられた碑》

《玄武岩のモノリス》のアンタップ能力を《ブライトハースの指輪》でコピーすることで、5マナ消費で6マナ生まれる状態になり無限マナを達成、《見捨てられた碑》であれば、玄武岩のモノリスが4マナ生むようになるため同様に無限マナを達成します。

コジレックは無限マナがあってもそのまま勝てる統率者ではありませんが、コジレックからの大量ドローで勝ち筋を引き込むことが期待できるため、無限マナ成立から勝てる場合も多いです。

《ブライトハースの指輪》の能力は少しピーキーですが決まれば強く、他のパーツは汎用的なマナ加速手段になるため、こちらもノイズの少ないコンボであると言えます。

  • 《金属細工師》(6マナ以上生む場合)+《威圧の杖》

《威圧の杖》は合計4マナ(杖のアンタップで1マナ、クリーチャーのアンタップに3マナ)あれば任意の回数クリーチャーをアンタップすることができるため、《金属細工師》のタップ能力で6マナ以上生まれる状況であれば、《金属細工師》を無限にアンタップすることで無限マナを達成でき、そのまま《威圧の杖》で無限ドロー、一応無限ライフも達成でき直接勝利できます。

《金属細工師》は優秀なマナクリーチャーで、《威圧の杖》は重く使い勝手はよくありませんが器用なカードです。

  • 《クラーク族の鉄工所》+《屑鉄さらい》+《マイアの回収者》 / 《ガラクタ潜り》 (+ マナ収支が-2以下のアーティファクト2枚)

アーティファクトをサクることで2マナ生む《クラーク族の鉄工所》と、墓地に送られた時にアーティファクトを回収する能力を持ったアーティファクトクリーチャーとのループコンボです。

《マイアの回収者》をサクって回収者と《屑鉄さらい》の能力で例として3マナ、0マナアーティファクトアーティファクトを回収、それぞれキャストして鉄工所でサクることで、1マナ増やしながら《屑鉄さらい》で《マイアの回収者》を回収することで、マナ収支+1マナでのループを形成し、無限マナを達成します。

ループを達成するカードの条件は、回収先のアーティファクトのマナ効率などにもよって変動します(4マナアーティファクトでも2マナ生まれれば実質2マナ消費なので成立するなど)。そのため条件次第で《マイアの回収者》でなく《ガラクタ潜り》でも成立します。

このコンボの優れている点は《クラーク族の鉄工所屑鉄さらいが揃えば、他のパーツは墓地に落ちていても良い点で、墓地が肥えていればゆるい条件でループを達成できます。

  • 《カルドーサの鍛冶場主》+アーティファクト6枚

カルドーサの起動型能力で《前兆の時計》、《前兆の時計》の能力でカルドーサをアンタップ、再度起動して次に《マイアの戦闘球》でアーティファクトを合計5つ場に出し、《前兆の時計》でカルドーサを追加で2回起動できるようになります。そこからは適当に《玄武岩のモノリス》と《見捨てられた碑》や、《ブライトハースの指輪》にアクセスすれば無限コンボが成立します。

アーティファクト6枚は一番厳しい場合の条件で、実際には通電式キーなどのカルドーサをアンタップする手段がすでに存在していれば、そのカードをのぞいてアーティファクト3枚から勝つことが可能です。(《マイアの戦闘球》→《通電式キー》起動から再起動→《前兆の時計》など)

また、《マイアの回収者》や《屑鉄さらい》など、サクられた時にアーティファクトを回収する能力を持つカードがある場合も、実質的な必要枚数を緩和することができるため、実際にはカルドーサとアーティファクトが何枚かあれば勝てるという状況が多いです。

カルドーサはヘイトが高く妨害を受けやすいため、《稲妻のすね当て》やリベレーター号などでうまくサポートして使う必要があります。

  • その他

大量のアーティファクトが搭載されているため、上記で紹介した以外の組み合わせでも様々なシナジーやコンボが形成されます。デッキを繰り返し回す中で使いこなしていくことができます。

環境での位置付けとデッキのパワーレベル

!https://mtg-jp.com/img_sys/staticPage/commander_deck_power_level_twitter_1024x576_2_v3.jpg

デッキパワーレベルは大体8だと考えます。コジレックは無色ならではの不器用さのある統率者ではありますが、ノイズの少ない強力なコンボが複数搭載されており、統率者自身が高い制圧力を持ちます。

典型的な勝ちパターンとしてはコジレックで制圧して統率者ダメージで勝つパターン、またゲームが長期化した際に、どこかのタイミングで盤面のアーティファクトがコンボを形成して勝つパターンなどです。負けパターンとして多いのはコジレック着地後にコンボが揃わずリソースが切れてしまうパターンや、致命的な妨害置物(《無のロッド》など)の処理ができないパターンが多いです。最大7枚ドローは強力ですが、元々マナアーティファクトが多いため勝ちに繋がるカードに必ずしもアクセスできるとは限りません。

デッキパワーレベルが自分より上のデッキとプレイする場合、致命的な妨害置物とコジレックの着地より速く成立するコンボに注意が必要です。デッキパワーレベルが高いデッキはアドバンテージ源が太く妨害が豊富なため、妨害置物を一度設置されると剥がすのは一苦労です。最悪何もできないゲームもあります。もしコンボを強く意識するのであれば《アメジストのとげ》などの妨害置物を追加するチューニングが考えられます。

低予算化オプション

超高額カード(3万円以上)

  • 《Mishra’s Workshop》
  • 《ライオンの瞳のダイアモンド》
  • 《モックス・ダイアモンド》

高額カード(1万円〜3万円未満)

  • 《魔力の墓所》
  • 《宝石の睡蓮》
  • 《一つの指輪》
  • 《金属細工師》
  • 《厳かなモノリス》
  • 《オパールのモックス》

比較的高額なカード(3000円〜1万円未満)

  • 《魔力の櫃》
  • 《古えの墳墓》
  • 《宝石の洞窟》
  • 《魂の洞窟》
  • 《ウルザの物語》

Mishra’s Workshop・金属細工師について

《Mishra’s Workshop》はアーティファクト専用の3マナを生み出せる超高額カードです。統率者を最も手っ取り早く出す方法は《Mishra’s Workshopから金属細工師を出し、2ターン目に金属細工師から10マナ出すことです。持っていれば採用したいカードです。

ライオンの瞳のダイアモンド・宝石の睡蓮・魔力の櫃・厳かなモノリスについて

これらは使い捨ての3マナ加速です。使い捨てと言っても、コジレックの能力で減った分の手札はすべてリカバリーすることができるため、カジュアルに使っていくことができるため非常に相性が良いです。特にLEDのクリティカルなデメリットである手札を全て捨てるコストはコジレックの7枚になるようにドローする能力と非常に噛み合っています。

いずれもコジレックを素早く出すために大きく貢献するカードなため、持っていれば採用したいです。

魔力の墓所、モックス・ダイアモンド、オパールのモックスについて

これらのアーティファクトは0マナからの加速手段として優秀ですので、持っていれば採用したいです。ただ《モックス・ダイアモンド》に関してはもちろん強いものの、序盤だと手札の土地1枚を捨てるコストが重いこともあります。

一つの指輪 について

《一つの指輪》は凄まじいカードアドバンテージを稼ぎ出す強力なアーティファクトです。特に今回はアーティファクトをアンタップ可能なカードが複数枚採用されており、《一つの指輪》から莫大なアドバンテージを獲得できます。また、大量ドローはコジレックの制圧能力の向上にも直結するため相性が良く、可能な限り採用したいカードだと言えます。

特殊地形について

土地が無色の特殊地形からなるため、どの土地を採用するかはかなりビルダーの好みで分かれる部分です。《雲上の座》・《微光地》・《ヴェズーヴァ》などの神座セットや、《暗黒の深部》セット、他にも採用に足るレベルの特殊地形は多く存在しており、プレイスタイルで変えていくことが可能です。

そのため、今回採用してる高額カードである《古えの墳墓》、《宝石の洞窟》、《魂の洞窟》、《ウルザの物語》も、もちろん自由に差し替えて良いと思います。ただ、強いて言えば《古えの墳墓》と《ウルザの物語》は特に強力なため採用したいです。また、青が多い卓でプレイすることが多いのであれば、《魂の洞窟》も心強いです。《魂の洞窟》の宣言はエルドラージだけでなく、構築物も有力な宣言候補です。

その他の候補カードについて

  • 伝説のエルドラージ各種
  • 特殊地形各種(神座など)
  • 《精霊龍、ウギン》
  • ペインターコンボ(《絵描きの召使い》・《丸砥石》)
  • 《アメジストのとげ》、《抵抗の宝球》
  • 《倦怠の宝珠》(《マイアの戦闘球》等との相性に注意)

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は無色統率者である大いなる歪み、コジレックEDHのデッキを紹介しました。

個人的には無色EDHはMUDを彷彿とさせるワクショからの強烈なロックアーティファクトや、複雑に絡み合ったアーティファクトコンボが魅力的だと思います。

EDH.JPでは注目度の高いジェネラルを中心に、これからも情報を発信していきます。

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