ゴルガリ(黒緑)EDHの統率者・ジェネラル 紹介【2024年3月版】

概要

この記事では2024年3月時点で存在するゴルガリ(黒緑)カラーの固有色を持つすべての統率者(ジェネラル)と、その中でも注目の統率者をデッキの概要と合わせて紹介します。固有色と色の違いがわからない、という方は以下の公式ルールをご一読ください。(デッキ構築に関するルールの2番です)

ゴルガリ統率者の概観

統率者一覧

現在ゴルガリカラーの固有色を持ち、統率者として指定できるカードは現時点で61枚(共闘を除く)あります。一覧は以下です。

《ゴルガリの女王、サヴラ》
《蜘蛛網の頭、アイゾーニ》
《エルフの刃、ラスリル》
《ラトスタイン翁》
《敵意に満ちた者、タイヴァー》
《戦慄蒔き、グリズモルド》
《コルフェノールの若木》
《裏切り者グリッサ》
《トゥーグの落とし子、ウゥーグ》
《這い回る大群王、ザスク》
《苦悶の神、ファリカ》
《光り葉のナース》
《ヤーグルとムルタニ》
《墓後家蜘蛛、イシュカナ》
《帝王マイコイド》
《甦る死滅都市、ホガーク》
《料理長、ギヨーム》
《クロールの死の僧侶、マジレク》
《アイゼンガルドの監視人、ピピン》
《年経た枝指》
《ヘイヴンウッドのセロン》
《ギトラグの怪物》
《歩く墓場、髑髏茨》
《ネル・トース族のメーレン》
《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》
《夜の魔女、バーバ・リサーガ》
《千の目、アイゾーニ》
《最後のアブザン、レイハン》
《デヴカリンのリッチ、ストーレフ》
《柳じじい》
《石の死の姉妹》
《煮えたぎる塔、アカワリ》
《死の囁き、シェスラ》
《影の大ドルイド、カガ》
《邪悪な選督使、ベルベイ》
《ベレドロス・ウィザーブルーム》
《グリッサ・サンスレイヤー》
《役立つ案内人、スメアゴル》
《リスの将軍、サワギバ》
《ガリ骨のボータック》
《集めるもの、ウモーリ》
《ラノワールの異形》
《密航者、スライムフット》
《ゴルガリの死者の王、ジャラド》
《縞痕のヴァロルズ》
《領界喰らい、サルーフ》
《スケムファーの王、ヘラルド》
《一なる否命》
《甘歯村の断罪人、グレタ》
《怪物の災厄、チェビル》
《スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ》
《太古の番人、ネマタ》
《ヴァティ・イル=ダル》
《放浪者ライズ》
《ウンゴリアントの末裔、シェロブ》
《捕食の伝令、グリッサ》
《獅子のカルス》
《魂浸し、ダイナ》
《毒物の侍臣、ハパチラ》
《本質の予見者、ウィロウダスク》
《簒奪者、イクラ・シディーキ》

2枚の統率者を指定できる能力(共闘など)を持つカードを含めると組み合わせ次第でかなりの枚数があるため、今回は割愛します。(共闘統率者に関するまとめも、いずれ記事にしようと思います。)

統率者紹介

エルフの刃、ラスリル

《エルフの刃、ラスリル》はサボタージュ能力で大量のエルフトークンを生成する能力を持ったエルフデッキ向きの統率者です。そのままではパワーは2しかありませんが、《憎悪》や《激励》といった強力なパンプアップを組み合わせることで大量のエルフトークンを生成することが可能です。また、生成したトークンは《遺産のドルイド》や《ティタニアの僧侶》といったエルフを参照するカードを組み合わせることで活用できます。

クリーチャートークンを生成する能力を持った統率者は多く存在しますが、《エルフの刃、ラスリル》は生成するトークンがエルフである点を活かして構築することで差別化できます。

這い回る大群王、ザスク

《這い回る大群王、ザスク》は昆虫を強力にサポートする能力を持った統率者です。特に墓地から昆虫呪文を唱えられる能力は回数制限がなく、マナやサクリ台を用意すれば1ターンに何度でも唱えられる点が非常にユニークかつ強力です。

特に相性の良いカードの組み合わせとして、《アシュノッドの供犠台》《機械仕掛けのクワガタ》等の2マナ以下の軽量な昆虫とのコンボがあります。昆虫を《アシュノッドの供犠台》で生贄にして《這い回る大群王、ザスク》の能力により墓地の昆虫を唱えるループを形成することで、うまく連鎖すれば自分のライブラリをすべて墓地に落とすことができるため、《戦慄の復活》やその他の昆虫カードでその状況から勝てるカード(《厳格な者、コンラッド卿》など)を釣り上げれば、そのまま勝利することが可能です。その他にも《名も無き転置》を何度でも唱えられるなど、独特なムーブが楽しめる統率者です。

歩く墓場、髑髏茨

《歩く墓場、髑髏茨》は2マナで速攻とサイズアップ能力を持つビート型の統率者です。非常にユニークな戦場から統率者領域に移動してもカウンターが消えない能力を持っており、これのおかげで除去を受けても+1/+1カウンターによるサイズアップを引き継ぐことが可能です。この能力を活かして、《歩く墓場、髑髏茨》EDHは基本的にはとにかく《歩く墓場、髑髏茨》のサイズを大きくして攻撃することを重視した構築になります。

特に相性の良いカードとして《語られざる印》があります。ライフ3点と引き換えに何度でも+1/+1カウンターを乗せることができるため、一気に《歩く墓場、髑髏茨》のサイズを10以上に引き上げることが可能です。一度カウンターが増えてしまえば減ることがないため、《歩く墓場、髑髏茨》の存在は卓の中で大きな脅威になります。

基本的にサイズアップカード以外は自由枠になるため、スタックス型やサブプランでコンボを搭載した型など、様々な構築を楽しむことができる統率者でもあります。

毒物の侍臣、ハパチラ

《毒物の侍臣、ハパチラ》は-1/-1カウンターに関連した能力を持つ軽量の統率者です。サボタージュ能力で-1/-1カウンターを乗せる能力は地味ながら相手のマナクリーチャーを焼くことに重宝しますが、メインは2つ目のトークン生成能力です。

この能力と非常に相性の良いカードとして《スランの医師、ヨーグモス》があり、《スランの医師、ヨーグモス》と《毒物の侍臣、ハパチラ》が揃った時点で戦場のクリーチャーすべてに-1/-1カウンターを(ライフが許す限り)ばら撒きながら、その数だけの大量ドローが成立する強力なコンボが存在します。基本的に《毒物の侍臣、ハパチラ》EDHではこのコンボを軸にリストを肉付けしていくことになります。

ギトラグの怪物

《ギトラグの怪物》は土地に関した能力を持つゴルガリカラーでも有数の強力な統率者です。土地の追加プレイと《新緑の地下墓地》などのフェッチランド、《ゴルガリの墓トロール》などの発掘カードを活用することで大量ドローが期待できる強力なドローエンジンとしての能力を持っています。

特に相性が良いカードは《ダクムーアの回収場》と《朽ちゆくインプ》等の共鳴者カードです。これらは揃うとループを形成してそのまま勝利可能なコンボにつながります。《ダクムーアの回収場》が土地であり、墓地か手札にあれば良いというアクセス条件のゆるさと共鳴者カードのマナコストの軽さが相まって、非常に高速かつ強力なコンボです。

《ギトラグの怪物》EDHの詳細についてはデッキ個別の記事でまとめています。

まとめ

今回はゴルガリカラーの統率者に関する情報をまとめました。ニーズがあれば、他のカラーの情報もまとめて記事にしていこうと思います。

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