エスパー(白青黒)EDHの統率者・ジェネラル 紹介【2024年5月版】

概要

この記事では2024年5月時点で存在するエスパー(白青黒)カラーの固有色を持つすべての統率者(ジェネラル)と、その中でも注目の統率者をデッキの概要と合わせて紹介します。

エスパー統率者の概観

統率者一覧

現在エスパーカラーの固有色を持ち、統率者として指定できるカードは現時点で37枚(共闘等の組み合わせを除く)あります。一覧は以下です。

《異端審問官、グレイファクス》
《マルネウス・カルガー》
《苦悶の占い師、クェザ》
《秘密売り、ティヴィット》
《Lady Evangela》
《老いざる苦行者、アローロ》
《謹厳な生存者、タウノス》
《音波のスパイ、サウンドウェーブ》
《クロミウム》
《Halfdane》
《黒き剣のダッコン》
《流転のデイン》
《謎めいた君主、イェンネット》
《ザルファーのシダー・ジャバーリー》
《センの三つ子》
《常夜会一家の目、カミーズ》
《永遠の策謀家、ズアー》
《賢明な車掌、トルーズ》
《巧妙な工作員、アリーラ》
《アーボーグの暴君、ネビニラル》
《電位式の天才、シドリ》
《堕落した者アーテイ》
《メリーキ・リ・ベリット》
《隠道のセフリス》
《策謀の予見者、ラフィーン》
《多彩なるサルマン》
《ナイヘルア》
《結界師ズアー》
《エレンダとアゾール》
《工匠の主任、ウルザ》
《リッチの女王、ヴァリーナ》
《変遷の龍、クロミウム》
《詐欺師、エリエット》
《覇者シャルム》
《闇の王、ベイン》
《追放するものドロマー》
《運命を変える者、アミナトゥ》

統率者紹介

マルネウス・カルガー

《マルネウス・カルガー》は5マナ3/5二段攻撃、自分の場でトークンを生成するたびにカードを1枚ドローする誘発型能力と、6マナで2/2警戒トークンを2体生成する起動型能力を持ちます。トークンを生成するたびにドローできる強力なドローエンジンで、《僧院の導師》などのような継続的にトークンを生成できるカードと組み合わせることで大量ドローが狙えます。トークンを生成する能力とドロー能力が噛み合っており、《訓練場》や《アシュノッドの供犠台》などとも相性が良いです。また、二段攻撃を生かしてアタッカーとして運用することも可能です。

特に相性の良いカードとして《息詰まる徴税》があります。《息詰まる徴税》は単体でも強力なエンチャントですが、ハンドリソースが枯渇するとマナフラッドになりがちな側面もあります。その点《マルネウス・カルガー》と組み合わせれば、宝物トークンを生成するたびに1ドローがついてくるためその欠点を補完することができており非常に相性が良いです。 

秘密売り、ティヴィット

《秘密売り、ティヴィット》は6マナ6/6飛行護法(3)を持ち、EtBとサボタージュで投票を行い、合計でプレイヤーの人数+1個の手がかりや宝物トークンを生成する誘発型能力を持ちます。《時の篩》とのほぼ無限ターンのコンボが非常に強力で、エスパーカラーを代表する統率者といっても過言ではないほど強力な統率者です。

統率者の線が太くコンボパーツも安いので、安くて強い系の統率者でもあります。前に秘密売り、ティヴィットEDHを7000円で構築した時の記事はこちら。

隠道のセフリス

《隠道のセフリス》は3マナ2/3でクリーチャーカードが墓地に落ちるたびにダンジョン探索する能力と、ダンジョンを踏破するとクリーチャーを1体釣り上げる2つの誘発型能力を持つ、ダンジョンに関連する珍しい統率者です。ダンジョン探索の能力は各ターン1度しか誘発しないため、《帳簿裂き》などのような継続的なルーターとは相性が良いです。ダンジョンは大体4回探索すれば踏破できるため、相手ターンでも順調にダンジョン探索が進めば手番が一周する頃にダンジョン探索によるいくつかアドバンテージを得ながら1体のクリーチャーを釣り上げられる計算です。

ダンジョンカード

特に相性の良いカードは《拷問生活》です。クリーチャーを捨てることで墓地からクリーチャーを拾えるため、黒1マナさえ払えば継続的に毎ターン《隠道のセフリス》によるダンジョン探索が可能になります。

結界師ズアー

《結界師ズアー》は4マナ1/4飛行で、攻撃するたびにライブラリーからマナ総量3以下のエンチャントを場に出す誘発型能力を持ちます。3マナ以下という条件つきですが、攻撃時に任意のエンチャントを場に出す能力は強力で、様々なギミックが考えられる統率者です。また、《結界師ズアー》を維持できれば毎ターンエンチャントを持って来られるため継続的なアドバンテージ源としても優秀です。一方で速攻や除去耐性を持たないため、カウンター呪文や《稲妻のすね当て》などのカードでサポートすることで活躍させやすくなります。

特に相性の良いカードは《ネクロポーテンス》です。非常に強力なドローエンジンで単純に手札補充として使うのはもちろん、《結界師ズアー》で出すことで《ネクロポーテンス》がカウンターを受けない点を活かして《ネクロポーテンス》から30枚以上の大量ドローを行い、《風に運ばれて》や《出現領域》を組み合わせることで終了ステップ中のコンボ成立を目指す構築も可能です。

覇者シャルム

《覇者シャルム》は6マナ5/5飛行で、EtBで自分の墓地からアーティファクトを釣り上げる誘発型能力を持つアーティファクト・クリーチャーです。《アーギヴィーアの修復術》相当のEtB能力を活かして、《ボーラスの城塞》などの強力なアーティファクトを釣り上げてみたり、《儚い存在》のようなブリンク呪文で能力を使い回すことで高いパフォーマンスを発揮します。また自身もアーティファクトであるため《Mishra’s Workshop》に対応している統率者でもあります。

単なる釣竿としては6マナという重さが目立ちますが、《ファイレクシアの変形者》などのアーティファクトのコピーになれるアーティファクトと組み合わせることで特徴的なループを形成します。(《覇者シャルム》で《ファイレクシアの変形者》を釣り上げ、《覇者シャルム》のコピーとして出ることでレジェンダリールールで《覇者シャルム》を墓地に落とし、《ファイレクシアの変形者》のEtB能力で《覇者シャルム》を釣り上げ…以下ループ)

まとめ

今回はエスパー(白青黒)カラーの統率者に関する情報をまとめました。ニーズがあれば、他のカラーの情報もまとめて記事にしていこうと思います。

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