【EDHデッキ紹介】策略の龍、アルカデス【イクサラン:失われし洞窟 対応版】

今回は策略の龍、アルカデスEDHの紹介です。基本セット2019で登場した防衛クリーチャーに対して強力なサポート能力を持つバントカラーの統率者です。

統率者解説

《策略の龍、アルカデス》は、1GWUの4マナ3/5飛行警戒のエルダー・ドラゴンで、防衛を持つクリーチャーが自分の戦場に出るたびに1枚ドローする強力な誘発型能力と、防衛クリーチャーがパワーでなくタフネスで戦闘ダメージを与えるようになり、防衛を持っていても攻撃できるようになる2つの常在型能力の合計3つの防衛クリーチャーをサポートする能力を持ちます。 

防衛を持つクリーチャーは基本的にパワーが低く攻撃できない代わりに高いタフネスを持っているため、例えば1マナ0/4防衛の《ルーンの壁》であれば、アルカデスがいれば実質1マナ4/4 EtBで占術1と1ドローという凄まじい性能のクリーチャーに化けるわけです。

統率者戦は多人数戦であり、初期ライフが40あるため、一般的に単純な戦闘ダメージによる勝利プランは難易度が高いですが、アルカデスEDHであれば手札消費なしで強力なアタッカーを並べることができるため現実的なプランとして採用することが可能です。

一方でアルカデスが除去されてしまうと一気に並んでいた防衛クリーチャーたちは烏合の衆と化すため、基本的にはアルカデスを盤面に維持することに心血を注ぐことになります。

デッキリスト

今回のデッキリストは以下です。moxfield様でも公開しています。

https://www.moxfield.com/decks/vj8g01PZLUye7p3JQsXLpQ

— 統率者 1 —
《策略の龍、アルカデス》

— クリーチャー 36 —
《Shield Sphere》
《ルーンの与え手》
《ルーンの母》
《境界線の隊長》
《毅然たる番犬》
《セラの高位僧》
《ルーンの壁》
《東屋のエルフ》
《アヴァシンの巡礼者》
《極楽鳥》
《貴族の教主》
《サルーリの世話人》
《発掘された壁》
《鋼の壁》
《歩く防壁》
《ドラニスの判事》
《フランフ》
《ジェスカイのバリケード》
《断固たる盾持ち》
《陽景学院の使い魔》
《前兆の壁》
《花を手入れする者》
《溜め込み屋のアウフ》
《草茂る胸壁》
《森の女人像》
《ぶどう棚》
《花の壁》
《根の壁》
《跳ね橋》
《ガラクタの壁》
《イーオスのレインジャー長》
《斧折りの守護者》
《忍耐》
《雨ざらしの番兵》
《機械の母、エリシュ・ノーン》
《孤独》

— インスタント 14 —
《悟りの教示者》
《夏の帳》
《断れない提案》
《狼狽の嵐》
《唱え損ね》
《白鳥の歌》
《有毒の蘇生》
《ドビンの拒否権》
《エラダムリーの呼び声》
《奇妙な幕間》
《過大な贈り物》
《真夜中の一撃》
《激情の後見》
《内にいる獣》

— ソーサリー 1 —
《緑の太陽の頂点》

— エンチャント 8 —
《神秘的負荷》
《花の絨毯》
《調和の中心》
《楽園の拡散》
《繁茂》
《森の知恵》
《リスティックの研究》
《オーラの破片》

— アーティファクト 3 —
《魔力の墓所》
《弱者の石》
《無のロッド》

— プレインズウォーカー 5 —
《覆いを割く者、ナーセット》
《王冠泥棒、オーコ》
《時の支配者、テフェリー》
《大いなる創造者、カーン》
《向上した精霊信者、ニッサ》

— バトル 1 —
《Invasion of Ikoria》

— 土地 31 —
《アダーカー荒原》
《耐え抜くもの、母聖樹》
《豪勢な大通り》
《繁殖池》
《低木林地》
《魂の洞窟》
《真鍮の都》
《統率の塔》
《風変わりな果樹園》
《溢れかえる岸辺》
《森》 2
《ガイアの揺籃の地》
《神聖なる泉》
《島》
《マナの合流点》
《湿地の干潟》
《霧深い雨林》
《天上都市、大田原》
《平地》
《反射池》
《回復の温泉》
《Savannah》
《雲海》
《寺院の庭》
《Tropical Island》
《Tundra》
《新緑の地下墓地》
《吹きさらしの荒野》
《樹木茂る山麓》
《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》

デッキ解説

デッキ図解
画像=EDH.JP

デッキ全体の動きを図解すると上記のような形です。アルカデスは多くの防衛クリーチャーを採用することで、ドローエンジンとフィニッシャーの両方の役割を持てる統率者です。また、《斧折りの守護者》など防衛能力とシナジーを形成するクリーチャーと組み合わせることで、強力なマナ基盤を構築することが可能です。

一般的なコンボ主体のデッキと比べると墓地対策カードやクリーチャー対策カードから影響を受けづらく、妨害耐性の高いデッキだと言えます。一方で防衛クリーチャーは完全にアルカデスに依存しているため、アルカデスが除去されると致命的です。今回のリストでは基本的なカウンター呪文に加えて《ルーンの母》などのクリーチャーを守ることができるカードを採用して、なんとか統率者を生かすことを目指しています。

マナ基盤

エンチャントとクリーチャーでマナ基盤を構成しています。デッキのコンセプト自体がクリーチャー主体であるため、マナ基盤までクリーチャーによせすぎると《毒の濁流》などの生物全体除去で再起不能に陥るリスクがあるため、エンチャントと使い分けています。

今回マナアーティファクトは採用せず《無のロッド》の採用を優先しています。

カードアドバンテージ

《森の知恵》など基本的なカードは数枚採用していますが、統率者が強力なドローエンジンであるため最低限です。アルカデスが着地すれば防衛クリーチャーが尽きるまでは高いマナ効率でドロー加速を行える上、《花の壁》など防衛クリーチャーの中でもドロー能力を持つものであればさらなるアドバンテージに繋がります。

フィニッシャー

高タフネスな防衛クリーチャーによる物量による勝利を目指します。フィニッシャーとしては、0マナ6打点の《Shield Sphere》、3マナ8打点でトランプル破壊不能を持つ《雨ざらしの番兵》の2枚が特に優秀です。

パンプアップは汎用性を重視して《向上した精霊信者、ニッサ》のみとしています。今回は採用していませんが、《塔の防衛》のような強力なパンプアップもフィニッシャーとしては相性が良いです。

妨害

妨害は下記の3種類に大別されます。

  • 《孤独》などの対象除去・カウンター
  • 《王冠泥棒、オーコ》などの置物型の妨害
  • 《ルーンの母》などの除去メタ

対象除去やカウンターは基本的なカードを採用しています。注意点として、防衛クリーチャーに青いカードが少ない都合で《意志の力》などの青のピッチスペルは採用を見送っています。

置物型の妨害は《大いなる創造者、カーン》などのPWが特に強力です。アルカデスEDHでは豊富に採用された防衛クリーチャーによってPWを守ることに長けているため、強力な妨害手段になります。

《ルーンの母》系のカードは基本的にアルカデスを除去から守るために採用していますが、プロテクションを付与する能力はブロッカーをすり抜けるためにも使えるため、さまざまな場面で活躍させることができます。

個別カード解説

クリーチャーカード

  • 《Shield Sphere》

0マナ0/6と、防衛クリーチャーの中でも頭ひとつ抜けてマナレシオが高いクリーチャーです。アルカデスがいれば0マナ1ドローのクリーチャーであるためその時点で既にかなり強力ですが、6打点もあるため《セラの高位僧》並のプレッシャーを相手に与えられます。

後述しますが、基本的な防衛クリーチャーの性能は1マナ0/4であるため、このカードの性能の高さが伺えます。0マナであるため《イーオスのレインジャー長》のサーチに対応しており、一気に盤面を構築することが可能です。

  • 《歩く防壁》

1マナ0/3と少しサイズは物足りないですが、2マナでアルカデスと同様の防衛クリーチャーに攻撃を可能にする起動型能力を持ちます。ただ、アルカデスと比べると対象の1体のみにしか適用されないため、アルカデスの代わりになるほどの能力とは言えません。統率者が除去されてしまった際の一応の保険にはなりますが、正直アルカデスがいなかったらどうしようもないデッキなので、あまり期待しすぎない方が良いです。

このカードの良い点は起動型能力に速攻の付与がある点で、これはアルカデスにはない能力です。《斧折りの守護者》のように強力なマナ能力を持つクリーチャーをすぐ使えるようにしたり、召喚酔いしている《Shield Sphere》を戦闘に参加させたりと、痒いところに手が届く性能を持っています。

  • 《斧折りの守護者》

3マナと少し重いですが、防衛を持つクリーチャーの数だけ組み合わせで色マナを生み出せる強力な1枚です。これと《草茂る胸壁》の存在があるため、防衛クリーチャーは原則2マナ以下のみを採用し、1枚1枚の性能よりも数を並べることを優先した構築としています。

  • 《ルーンの壁》

ベーシックな防衛クリーチャーとして紹介します。1マナ0/4+アルファが防衛クリーチャーの基本スペックです。このカードをベースに防衛クリーチャーは採用を検討することになります。アルカデスにより防衛クリーチャーはキャントリップ能力を得るため、《雨ざらしの番兵》のような例外を除いて、基本的に軽いほど優秀です。

  • 《機械の母、エリシュ・ノーン》

4Wの5マナクリーチャーで、対戦相手限定の《倦怠の宝珠》と《パンハモニコン》を1枚にしたような強力なシステムクリーチャーです。《倦怠の宝珠》能力はEDHでは《タッサの神託者》や《波止場の恐喝者》など主要なパワーカードに幅広く刺さり、《パンハモニコン》能力は、アルカデスのドロー誘発能力を2倍にできるためシンプルに強力です。他にも、《孤独》や《オーラの破片》、《Invasion of Ikoria》など微妙に相性の良いカードを採用しています。

インスタント・ソーサリーカード

  • 《奇妙な幕間》

望む数のクリーチャーをブリンクさせるインスタントです。3マナと重いものの、《テフェリーの防御》のような使用感を残しつつ、こちらはパーマネントの位相が変わるブリンク能力であるため、アルカデスの誘発型能力により大量ドローが期待できる点で相性が良いです。

こういったタイプのある程度盤面が形成できている時に強いカードは採用数を増やしすぎるとデッキが回っていない時にはノイズになる点に注意です。

アーティファクト・エンチャントカード

  • 《弱者の石》

パワー3以上のクリーチャーがアンタップしなくなる置物です。1マナと非常に軽い点が強力で、こちらのアタッカーは基本的にパワーが0なので、コンバットを有利に進めることができます。

一方で刺さるデッキと刺さらないデッキが明確に分かれるカードでもあるため過信は禁物です。

  • 《オーラの破片》

クリーチャーが出るたびにアーティファクトやエンチャントを破壊できる3マナのエンチャントです。アルカデスEDHでは防衛クリーチャーにキャントリップが付与されることを活かして、1マナ前後の軽量な防衛クリーチャーを次々に並べることが可能であるため、デッキの動きに対して相性が良いカードだと言えます。一方で3マナと軽くはなく、これを着地させた後クリーチャーが着地して初めて仕事をするカードであるため、テンポには注意が必要なカードです。

今回のリストでは《孤独》などのクリーチャーのピッチスペルも多めに採用しているため、それらのカードとの相性が良い点も魅力的なカードです。

プレインズウォーカーカード

  • 《時の支配者、テフェリー》

各対戦相手のターンにも忠誠度能力を起動できる、多人数戦で非常に強力なPWです。-3のフェイズアウト能力は対象耐性を持たない統率者を軸にしたデッキを機能停止させ、クリーチャーコンボに対しても強力な牽制になる能力です。

このカードは強力な一方で非常にヘイトが高いため、すぐ攻撃の的になってしまい維持が難しい点がネックですが、今回は防衛クリーチャーがしっかり守ることができます。飛行クリーチャーなどに忠誠度を削られるリスクはありますが、元々各ターンに+1能力を回せるためPWとしてはかなり硬い部類であるため地上を止めるだけでもかなり運用しやすくなります。

  • 《王冠泥棒、オーコ》

説明不要の強力な制圧能力を持ったPWです。《倦怠の宝珠》や《呪われたトーテム像》といったこちらに刺さるメタカードの除去としても、対戦相手の統率者を片っ端から鹿にしていくカードとしても非常に強力です。オーコの宿命として自分で変身させた3/3の鹿に攻撃されて除去される傾向にありますが、アルカデスEDHでは1マナ0/4の壁が多く採用されており、鹿からオーコを守ることは容易です。対戦相手全員の統率者を鹿にするまで維持したいカードです。

キープ基準

アルカデスEDHにはデッキの大きな割合を防衛クリーチャーが占めているにも関わらず、アルカデスを着地させるまではできるだけそれらのカードを使いたくない一方で、着地を急いで除去耐性のないアルカデスを着地させても、除去された場合に完全にデッキが機能停止に陥るというジレンマがあります。

上記を踏まえて、キープ基準は原則「アルカデスを3ターン以内に着地させるためのマナ加速手段」+「アルカデスを守る手段」の組み合わせが成立していることが条件になります。防衛クリーチャーは0枚でも、採用枚数が多いので後から引いていける前提で大丈夫です。

キープ判定例

ここではいくつか初手ハンドの例と考え方を紹介します。

  • ハンド例1

土地2、《楽園の拡散》、《ルーンの与え手》、《サルーリの世話人》、《フランフ》、《過大な贈り物》

キープです。1T《サルーリの世話人》から、3Tに《ルーンの与え手》がいる状態でアルカデスの着地が可能です。今回のリストはマナ加速手段が多くないためアルカデスの着地よりも先に《ドラニスの判事》などを設置されることも多いです。そのため初手《過大な贈り物》は安心感があります。

  • ハンド例2

土地2、《向上した精霊信者、ニッサ》、《白鳥の歌》、《アヴァシンの巡礼者》、《魔力の墓所》、《草茂る胸壁》

キープです。3ターン目に《白鳥の歌》を構えてアルカデスを着地させにいけます。また《草茂る胸壁》によりマナの伸びが期待できるため、《向上した精霊信者、ニッサ》を守りながら盤面を取るゲームプランが有力です。

コンボ・ギミック解説

今回のリストでは無限コンボは搭載していません。ここではちょっとしたギミックやテクニックを紹介します。

孤独or忍耐 + ジェスカイのバリケード

想起でプレイした《孤独》や《忍耐》は想起の解決前に《ジェスカイのバリケード》で回収することで、使い回すことが可能です。

向上した精霊信者、ニッサ + 成長の揺り篭、ヤヴィマヤ

《向上した精霊信者、ニッサ》の-7能力は森の枚数を参照したパンプアップであるため、《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》と組み合わせることで森の枚数を増やすことで、フィニッシャーとして十分な性能のパンプアップ手段になります。

環境での位置付け

デッキパワーレベル

デッキパワーレベルは7です。防衛クリーチャーがドローエンジンとフィニッシャーになれる点を活かして、相性の良いPWを守りながらゲーム展開を行う高い盤面制圧力を持ったデッキになっています。

相性の良いアーキタイプ

アーキタイプとしては低速気味なコントロールデッキに分類されるため、生物否定戦術を取らないタイプのミッドレンジとは基本的に相性が良いです。PW戦術が良く刺さる傾向にあります。

ミッドレンジデッキの例としては下記のデリーヴィーEDHなどが該当します。

相性の悪いアーキタイプ

クリーチャーを主軸としたデッキであるため、クリーチャー否定戦略に弱いです。ヨーグモスEDHのような、除去できるクリーチャーのサイズに限界があるタイプであれば、壁はタフネスが大きいためなんとかなりますが、梓EDHのようなタバナクルを積極的に設置してくるようなタイプのデッキは非常に苦手としています。

低予算化オプション

今回のリストをゼロから組んだ場合、2023年12月23日時点での相場におけるデッキ価格は約25.3万円です。EDH.JPの「低予算化オプション」では、アーキタイプの基本的なコンセプトを変更することなく、できるだけ高額なカードを使わずに安価に抑えた構築を紹介します。(基本的にリスト全体で5万円程度で構築しています)

低予算版リスト

低予算リストのデッキ価格は国内相場で53,726円(2023年12月23日時点)です。

リストはmoxfield様でも公開しています。

https://www.moxfield.com/decks/ISR0aa5xTEOlCe4pU-M-dw

— 統率者 1 —
《策略の龍、アルカデス》 参考価格: 90円

— クリーチャー 38 —
《Shield Sphere》 参考価格: 380円
《ルーンの与え手》 参考価格: 800円
《ルーンの母》 参考価格: 150円
《境界線の隊長》 参考価格: 40円
《毅然たる番犬》 参考価格: 10円
《セラの高位僧》 参考価格: 850円
《ルーンの壁》 参考価格: 10円
《アヴァシンの巡礼者》 参考価格: 40円
《極楽鳥》 参考価格: 340円
《フィンドホーンのエルフ》 参考価格: 50円
《貴族の教主》 参考価格: 784円
《サルーリの世話人》 参考価格: 22円
《発掘された壁》 参考価格: 10円
《鋼の壁》 参考価格: 20円
《歩く防壁》 参考価格: 10円
《オグマの文書管理人》 参考価格: 1,030円
《ドラニスの判事》 参考価格: 1,080円
《フランフ》 参考価格: 30円
《ジェスカイのバリケード》 参考価格: 18円
《オジュタイの語り部》 参考価格: 8円
《断固たる盾持ち》 参考価格: 20円
《陽景学院の使い魔》 参考価格: 150円
《前兆の壁》 参考価格: 10円
《花を手入れする者》 参考価格: 650円
《溜め込み屋のアウフ》 参考価格: 380円
《門を這う蔦》 参考価格: 40円
《草茂る胸壁》 参考価格: 20円
《森の女人像》 参考価格: 550円
《ぶどう棚》 参考価格: 24円
《花の壁》 参考価格: 20円
《根の壁》 参考価格: 30円
《跳ね橋》 参考価格: 22円
《ガラクタの壁》 参考価格: 10円
《斧折りの守護者》 参考価格: 30円
《忍耐》 参考価格: 5,200円
《雨ざらしの番兵》 参考価格: 400円
《機械の母、エリシュ・ノーン》 参考価格: 2,230円
《孤独》 参考価格: 5,000円

— インスタント 14 —
《悟りの教示者》 参考価格: 750円
《剣を鍬に》 参考価格: 40円
《断れない提案》 参考価格: 50円
《払拭》 参考価格: 30円
《唱え損ね》 参考価格: 30円
《白鳥の歌》 参考価格: 800円
《有毒の蘇生》 参考価格: 350円
《夏の帳》 参考価格: 380円
《ドビンの拒否権》 参考価格: 50円
《エラダムリーの呼び声》 参考価格: 400円
《奇妙な幕間》 参考価格: 30円
《過大な贈り物》 参考価格: 20円
《真夜中の一撃》 参考価格: 30円
《内にいる獣》 参考価格: 40円

— ソーサリー 1 —
《緑の太陽の頂点》 参考価格: 880円

— エンチャント 7 —
《神秘的負荷》 参考価格: 480円
《花の絨毯》 参考価格: 980円
《調和の中心》 参考価格: 920円
《繁茂》 参考価格: 20円
《石のような静寂》 参考価格: 384円
《森の知恵》 参考価格: 1,750円
《オーラの破片》 参考価格: 300円

— アーティファクト 2 —
《弱者の石》 参考価格: 80円
《太陽の指輪》 参考価格: 40円

— プレインズウォーカー 5 —
《覆いを割く者、ナーセット》 参考価格: 30円
《王冠泥棒、オーコ》 参考価格: 1,450円
《時の支配者、テフェリー》 参考価格: 450円
《大いなる創造者、カーン》 参考価格: 1,280円
《向上した精霊信者、ニッサ》 参考価格: 480円

— バトル 1 —
《Invasion of Ikoria》 参考価格: 700円

— 土地 31 —
《アダーカー荒原》 参考価格: 300円
《樹皮路の小道》 参考価格: 460円
《植物の聖域》 参考価格: 1,000円
《豪勢な大通り》 参考価格: 480円
《繁殖池》 参考価格: 1,070円
《低木林地》 参考価格: 200円
《真鍮の都》 参考価格: 570円
《統率の塔》 参考価格: 10円
《風変わりな果樹園》 参考価格: 20円
《溢れかえる果樹園》 参考価格: 180円
《溢れかえる岸辺》 参考価格: 2,780円
《森》
《氷河の城砦》 参考価格: 130円
《神聖なる泉》 参考価格: 1,111円
《連門の小道》 参考価格: 1,280円
《内陸の湾港》 参考価格: 120円
《地平線の梢》 参考価格: 449円
《島》 参考価格: 9円
《霧深い雨林》 参考価格: 2,400円
《秘教の門》 参考価格: 476円
《天上都市、大田原》 参考価格: 2,150円
《平地》 参考価格: 9円
《剃刀境の茂み》 参考価格: 280円
《反射池》 参考価格: 540円
《回復の温泉》 参考価格: 290円
《雲海》 参考価格: 400円
《寺院の庭》 参考価格: 1,000円
《吹きさらしの荒野》 参考価格: 1,800円
《ヤヴィマヤの沿岸》 参考価格: 50円
《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》 参考価格: 380円

低予算化に伴いデュアルランドや一部の高額土地を不採用としたため色基盤は不安定になっていますが、基本的なデッキコンセプトやデッキの回し方に変わりはありません。フェッチランドとデュアルランドの減少により森カードへのアクセスが不安定になるため、《楽園の拡散》など森へ依存したカードを他のカードに変更しています。

コスパカード

アルカデスEDHは基本的に汎用カード(特に土地)が高額なだけで、それらを除くと統率者デッキとしてはかなり安価な部類です。そのため今回のリストでは特にコスパカードは取り上げません。

高額カード一覧

EDH.JPでは単体で5000円以上※のカードを「高額カード」として分類しており、今回のリストにおける「高額カード」は以下です。

※ 多くのカードゲームで、レアリティに拘らない場合のトップレアの相場感を参考にした金額

《ガイアの揺籃の地》 66,800円
《Tropical Island》 32,000円
《Tundra》 25,000円
《Savannah》 20,000円
《魔力の墓所》 19,000円
《無のロッド》 11,700円
《魂の洞窟》 5,780円
《忍耐》 5,200円
《孤独》 5,000円

今回のリストはかなり安価な方なので、低予算版でも《孤独》などは採用しています。また、高額カードで採用を見送ったカードも、基本的にはそこまでデッキコンセプトに響くカードはないため、持っていれば採用する程度で問題ないと思います。強いて言えば、《ガイアの揺籃の地》は防衛クリーチャーが横に並ぶアルカデスEDHと比較的相性が良いため、採用優先度は高いと言えます。

その他の候補カードについて

今回のリストでは単純なコンバットによる勝ちプランを目指しましたが、よりコンボ性能を高めたい場合、以下コンボパーツが役に立ちます。

  • 《魔の魅惑》
  • 《雲石の工芸品》
  • 《狙い澄ましの航海士》
  • 《Helm of Obedience》

一方で、より妨害性能を高めたい場合には、以下のような墓地対策カードを中心に採用していくことをおすすめします。

  • 《安らかなる眠り》
  • 《風化したルーン石》

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は防衛キーワードに関する統率者である策略の龍、アルカデスEDHのデッキを紹介しました。個人的に、アドバンテージを失わずに防衛クリーチャーを展開できる能力とPWの相性が非常に魅力的だと思っているので、ぜひPWは好みに合わせて色々なカードを試してみて欲しいです。

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最新の変更点

情報は随時更新予定です。

2024/1/26 育殻組の誉れについて

カルロフ邸殺人事件で登場する育殻組の誉れは11マナ2/15防衛で、自分のコントロールするクリーチャーのタフネスの合計分マナが軽くなり、2UUでクリーチャー1体に防衛を無視させ、戦闘ダメージを与える度にタフネス分のカードをドローできるようになる起動型能力を持ちます。防衛ファッティという《策略の龍、アルカデス》と非常に相性の良いカードです。

基本的に《策略の龍、アルカデス》とタフネス4以上の壁がいる盤面がほとんどであるため、多くの状況で育殻組の誉れは1マナで唱えることができます。1マナ防衛クリーチャーの基準は《ルーンの壁》のような0/4+アルファの性能であるため、1マナ2/15に強力なメリット能力を搭載しているのは破格の性能だと言えます。起動型能力は着地したターンから使える上、基本的には最低でも4マナで5枚ドロー以上は約束されているため極めて強力なドローエンジンになります。また防衛を無視させる効果があるため《策略の龍、アルカデス》が除去され、リソースが枯渇している時の立て直しにも使えます。

策略の龍、アルカデスEDHはこれまで1枚で強力なシナジーを形成するカードがいなかったため《俗世の教示者》などのサーチカードは採用していませんでしたが、育殻組の誉れはサーチするだけの価値があるカードなため、《俗世の教示者》や《エラダムリーの呼び声》などの採用を検討した方が良さそうです。