【MTG】サンダー・ジャンクションの無法者の統率者戦で把握しておくべき 39枚

サンダー・ジャンクションの無法者で収録されるカードが公開されたため、統率者戦(edh)プレイヤー向けに、統率者として適正の高いカード、汎用カード、特定統率者と相性の良いカードに関する情報をまとめていきます。

セット概要

発売日: 2024年4月19日

商品ページ

カードギャラリー

今回のセットの新しいキーワードとして「悪事を働く」が登場しました。「悪事を働くとは、対戦相手や対戦相手がコントロールしているものや対戦相手の墓地にあるカードを対象とすることである」

無限に悪事が働けるおそらく唯一のカードとして《サルタリーのゲリラ》がありますが、結局は無限悪事によるすごいコンボは生まれませんでした。残念。

統率者適正の高いカード

熱心な先駆者、セルヴァラ

重くはないマナコストに対して、クリーチャー呪文を唱えるたびにトークン生成を行う能力と、少なくとも3マナ以上生まれるであろう強力なマナ能力という優秀なスペックの伝説のクリーチャーです。

生成するトークンの起動型能力はパワーの種類数を増やすことに貢献できるため能力同士が噛み合っています単体で多くのマナを生む統率者であるため、《野生の心、セルヴァラ》EDHと同系統の《ハイラックス塔の斥候》や《ティムールの剣歯虎》などを使った無限コンボが狙えそうです。またコンボ以外にも、クリーチャーを横に並べて《破滅の終焉》などでパンプアップして物量で押し切るプランも取れる点が強そうです。

参考)野生の心、セルヴァラEDH

秒刻みのオベカ

大量のアップキープを追加できる可能性を秘めたユニークな能力を持ったカードです。色々なシナジーが考えられるカードですが、調べた限りでは《ギルドの重鎮、ザナサー》との沈黙&各対戦相手に対する未来予知の実質1枚コンボがコンボとして有力です。

用心棒、ラクドス

5マナ6/5飛行トランプルに破壊耐性持ちというなかなかのフィジカルを持つ伝説のクリーチャーです。クリーチャーを生贄にするたびに、プレイヤー一人のライブラリからそのマナ総量分のカードを追放してそれらを次の自分の終了ステップまでプレイできるようになる、シナジー次第で強力なドローエンジンに化ける能力を持っています。《激情》や《鋳塊かじり》といった生贄まで自分で行えて、かつマナを踏み倒せるカードによる大量ドローを狙うのが良さそうです。

汎用カード

擬似的なカウンターになりながら《死の国からの脱出》や《不死身、スクイー》と《食物連鎖》のコンボなど色々なコンボに対する妨害にもなります。

驚きの2マナ版《法の定め》です。固有色は赤白を要求しますが、自壊能力もあり優秀です。

しばしば登場するEtBでパーマネントをバウンスできるカードです。自身はバウンスできませんが、1マナという軽さが魅力です。

大量のアーティファクトを生成できる可能性を秘めているアーティファクトです。《最高工匠卿、ウルザ》EDHをはじめとしたアーティファクトの枚数を必要とするデッキで強そうです。

サボタージュで自分の墓地のインスタントにフラッシュバックを付与します。本体も軽いため単純なアドバンテージ源としても仕事ができ、騎乗しているとフラッシュバックコストが0マナになるため、雑に《無限への突入》などを踏み倒せる可能性を秘めます。

《波止場の恐喝者》が無法者です。それ以外にも統率者が無法者なら色々考えられそうなカードです。

《ウギンのきずな》とアーティファクトに対応したサクリ台で無限ターンです。可能性しかない。

1マナで各対戦相手にハンデスを仕掛けられるだけでも結構良い性能をしているなと思いましたが、伝説のクリーチャーが反復横跳びできるタイプのデッキであれば墓地肥やしとしても機能する点が非常に良いです。

巷で騒がれているように、《堂々たる撤廃者》への回答になれる珍しいカードです。実用性高いですね。

追加の戦闘フェイズを得る呪文としてはマナ総量が1マナなので《等時の王笏》などに対応している点がユニークです。

本体が重いですが、騎乗した伝説でないクリーチャーのコピーを攻撃状態で2体生成するシンプルに強そうな効果です。次の終了ステップ開始時までトークンは残るため、《追い討ち》などの追加の戦闘フェイズと相性が良さそうです。

毎ターンの宝物生成に加え、アーティファクトが多いプレイヤーであれば2マナにして5点以上の打点が期待できるカードです。

アーティファクトに対応した《双つ身の炎》に近い性能のカードです。《二重詠唱の魔道士》との無限コンボに対応しており、今後は《双つ身の炎》よりも見る機会が増えそうです。

《記憶の壺》に似た効果ですが、《ドラニスの判事》と組み合わせることができれば、次の自分のターンまで各対戦相手は呪文を唱えられなくなるなかなか残酷なコンボが成立します。

《波止場の恐喝者》は無法者です。強い。

速攻を付与する装備品の第3の選択肢です。《稲妻のすね当て》の方が基本的には強そうですが、《速足のブーツ》の採用まで検討できるデッキなら採用の余地がありそうです。

小粒なアーティファクトやマナクリーチャーを消し飛ばせる極めて優秀な全体除去です。それらに頼らない土地軸のマナ基盤のデッキで使えたらより強そうです。

単色のパーマネントが3つ以上並ぶとマナが伸びる土地です。どうだろうか。

特定の統率者と相性が良いカード

法務官の声、アトラクサ

《法務官の声、アトラクサ》の増殖により最大限効果を活用できます。特に土地のアンタップにより《停滞》を維持できるカードとしてはかなり軽く汎用性も高く優秀です。+1/+1カウンターを乗せる効果も《法務官の声、アトラクサ》に乗せることで増殖によりサイズアップの起点になれるため優秀です。

《停滞》とPWを軸にした構築は以下で紹介しています。

大いなる歪み、コジレック

さすがに3マナで10/10になれる土地は強そうです。

《大いなる歪み、コジレック》EDHはアーティファクトの採用枚数が多いのでシンプルにドローエンジンとしてパフォーマンスが良好で、その上《大いなる歪み、コジレック》の能力で打ち消しに対応するマナコストのカードが手札にない場合に、ライブラリに探しにいくこともできます。

ウェザーライトの艦長、シッセイ

《ウェザーライトの艦長、シッセイ》の能力に対応しているマナコスト帯の伝説のパーマネントで、釣り上げ能力を持っている点がユニークです。コンボによってはダメージソースにもなれそうです。

同じくシッセイに対応しており、盤面を触りながら《パンハモニコン》もどきのような能力を持っている点はユニークです。

まとめ

サンダー・ジャンクションの無法者は統率者戦の目線でもかなり豊作なセットで、発売が楽しみですね。個人的には熱心な先駆者、セルヴァラEDHが面白そうなので、組んでみようかと思っています。

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