【EDHデッキ紹介】軍団のまとめ役、ウィノータ【イクサラン:失われし洞窟 対応版】
今回は軍団のまとめ役、ウィノータEDHの紹介です。2020年にイコリア:巨獣の棲処で登場した強力なクリーチャー展開能力を持つボロスカラーの統率者です。
目次
統率者解説
《軍団のまとめ役、ウィノータ》は、2RWの4マナ4/4の人間・戦士で、人間でないクリーチャーが攻撃するたびに、ライブラリの上から6枚を見て1体人間クリーチャーを攻撃状態かつ破壊不能を付与して出す踏み倒し能力を持ちます。この能力は攻撃クリーチャーごとに誘発するため、人間でないクリーチャーが複数体攻撃すれば大量のクリーチャー展開が期待できる強力な能力です。
ウィノータ自身は人間であるため能力は誘発しませんが、統率者が攻撃する必要がないため、事前に人間でないクリーチャーを並べておくことで、ウィノータが着地したターンから積極的に展開していくことが可能です。一方で、能力が誘発するのは人間でないクリーチャー限定で、出せるクリーチャーは人間クリーチャー限定であるというジレンマがあり、構築段階でクリーチャーの配分には慎重になる必要があります。
ウィノータは自身が有色2シンボルの4マナと比較的軽い上、能力が起動型でもEtBでもなく墓地依存もしないことから様々なメタカードを潜り抜けてムーブすることができる点が強いです。また同様の理由でこちらがメタカードを多く搭載することもできるため、ウィノータEDHは一般的にシステムクリーチャーを軸にしたスタックス型の構築が多いです。
デッキリスト
今回のデッキリストは以下です。moxfield様でも公開しています。
https://www.moxfield.com/decks/qZUmMAuxSk2L2ItE9rRyXA
なお今回のリストはComedIan氏のWinota: Snowball Staxを全面的に参考にさせていただきました。オリジナルは以下のURLから。
https://www.moxfield.com/decks/j-0aJlxuOUm9FnKRvJcfZw
《軍団のまとめ役、ウィノータ》
— クリーチャー 50 —
《羽ばたき飛行機械》
《ファイレクシアの歩行機械》
《命の恵みのアルセイド》
《エスパーの歩哨》
《ルーンの与え手》
《ルーンの母》
《セラの高位僧》
《離反ダニ、スクレルヴ》
《敏捷なこそ泥、ラガバン》
《ジンジャーブルート》
《ギラプールの希望》
《信号の邪魔者》
《オグマの文書管理人》
《聖戦士の奇襲兵》
《Charismatic Conqueror》
《絶壁の救助者》
《Dauntless Dismantler》
《ドラニスの判事》
《エーテル宣誓会の法学者》
《堂々たる撤廃者》
《迷宮の霊魂》
《波止場の恐喝者》
《ゴブリンのクレーター掘り》
《忠実な弟子》
《マイアの改宗者》
《極楽の羽ばたき飛行機械》
《ファイレクシアの破棄者》
《魂なき看守》
《エメリアのアルコン》
《エイヴンの思考検閲者》
《塔の長官、ボロミア》
《弁論の幻霊》
《イーオスのレインジャー長》
《護衛募集員》
《聖域の僧院長》
《スカイクレイブの亡霊》
《戦闘の祝賀者》
《ゴブリンの熟練扇動者》
《帝国の徴募兵》
《軍勢の戦親分》
《月の大魔術師》
《顔壊しのプロ》
《猿人の指導霊》
《刃の歴史家》
《モグ捕り人》
《孤独》
《鏡割りのキキジキ》
《炎の踊り手、リオーニャ》
《士気溢れる徴集兵》
《無私の勇者、レナ》
— インスタント 8 —
《悟りの教示者》
《オアリムの詠唱》
《流刑への道》
《沈黙》
《剣を鍬に》
《赤霊破》
《偏向はたき》
— ソーサリー 2 —
《髑髏砕きの一撃》
《エメリアの呼び声》
— エンチャント 2 —
《耳の痛い静寂》
《精霊界との接触》
— アーティファクト 7 —
《金属モックス》
《宝石の睡蓮》
《水蓮の花びら》
《魔力の墓所》
《モックス・ダイアモンド》
《魔力の櫃》
《太陽の指輪》
— 土地 30 —
《古えの墳墓》
《乾燥台地》
《戦場の鍛冶場》
《ちらつき蛾の生息地》
《血染めのぬかるみ》
《魂の洞窟》
《真鍮の都》
《裏切り者の都》
《統率の塔》
《皇国の地、永岩城》
《溢れかえる岸辺》
《宝石の洞窟》
《墨蛾の生息地》
《マナの合流点》
《湿地の干潟》
《山》
《針縁の小道》
《平地》4
《Plateau》
《虹色の眺望》
《聖なる鋳造所》
《沸騰する小湖》
《反逆のるつぼ、霜剣山》
《観客席》
《灼陽大峡谷》
《吹きさらしの荒野》
《樹木茂る山麓》
デッキ解説
デッキ全体の動きを図解すると上記のような形です。ウィノータは大量の人間クリーチャーを踏み倒して展開できるという点で、テンポ良く大量のカードアドバンテージを稼ぎ出す統率者だと言えます。
ウィノータEDHでは、人間でないクリーチャーはウィノータの能力を誘発する回数を増やしてアドバンテージを稼ぐために、人間クリーチャーはウィノータの能力が空振りにならないように、また選択肢を提供するためにある程度の枚数採用する必要があります。今回のリストではクリーチャーがデッキの半分以上を占めており、マナ基盤、妨害、フィニッシャーなどといった役割をほぼ全てクリーチャーに依存することでウィノータの出力を最大化しています。
マナ基盤
ウィノータを早期に着地させるための強力なマナアーティファクトと、実用性の高い一部のマナアーティファクト・クリーチャーを採用しています。
一方で一般的に採用率が高い《秘儀の印鑑》のような2マナで1マナ出るアーティファクトは今回採用圏外となっており、マナアーティファクトの採用枚数は少なめです。これはウィノータの能力が踏み倒しであるためマナを必要とせず、《一つの指輪》などのドローエンジンも採用していないことから、そもそも必要なマナ量が少ないためです。
《墨蛾の生息地》などのミシュラランドはウィノータと相性が良く積極的に採用したいカードですが、過剰に採用すると色基盤が不安定になり、討ち取られやすいカードはマナスクリューに陥るリスクもあるため、今回は1マナで飛行クリーチャーになれる2枚のみの採用となっています。
カードアドバンテージ
カードアドバンテージはほぼウィノータに依存しています。今回のリストはマナ基盤が太くないため、ウィノータを継続的に除去されると繰り返しキャストすることは困難です。《ルーンの母》などを駆使して統率者をしっかりと守ってあげる必要があります。
フィニッシャー
無限コンボか、クリーチャーの物量によるフィニッシュを目指します。無限コンボは《鏡割りのキキジキ》+@の組み合わせが強力で、キキジキとコンボを形成するクリーチャーは人間であるため、ウィノータからアクセスできる点もマッチしています。
また《無私の勇者、レナ》のように大量の人間でないクリーチャートークンを生成する能力は、ウィノータと組み合わせることでデッキのほとんどの人間クリーチャーにアクセスすることを可能にします。(仮に15体人間でないクリーチャーがいれば、合計デッキを90枚めくれるためほぼすべてのカードにアクセスできます)
妨害
妨害は下記の4種類に大別されます。
- 《エメリアのアルコン》などの置物型のシステムクリーチャー
- 《スカイクレイブの亡霊》などの1:1交換ができるクリーチャー
- 《ルーンの母》などの除去メタクリーチャー
- 《沈黙》系
置物型のシステムクリーチャーは、一般的に統率者戦で大きな影響力を持つ強力なカードが数多く存在します。ウィノータの能力はそういった単体でも優秀な生物からさらに後続のシステムクリーチャーにアクセスすることができるため、理想的なムーブができればあっと言う間に強力な制圧盤面を構築することができます。
《ルーンの母》などの除去メタは、基本的にコンボパーツやウィノータを守る役割を持ちます。《離反ダニ、スクレルヴ》などは人間でないクリーチャーなため、ウィノータの能力とも噛み合います。ただ、攻撃に参加させると本来のシステムクリーチャーとしての仕事ができなくなる点には注意が必要です。
コンボ偏重のデッキでもないのに《沈黙》系のカード合うのか、という点に関しては問題なく、盤面に十分な人間でないクリーチャーが並んでいる状態であれば、ウィノータさえ着地すれば完全にゲームを掌握できるだけの盤面を構築できるため、明確に仕掛けるタイミングがある統率者であり《沈黙》系のカードは相性が良いと言えます。(もちろん、《死の国からの脱出》コンボなどに対する妨害札としても非常に優秀です。)
個別カード解説
クリーチャーカード
- 《無私の勇者、レナ》
ウィノータから踏み倒したい枠です。本体は人間であるためウィノータからの踏み倒しに対応しており、生成するトークンは人間でないため、ウィノータの誘発型能力に対応しています。EtBで大量の兵士トークンを生成するため、返しのターンでウィノータが盤面に残せればほぼ勝ちと言っても過言ではないです。
EtBで大量のトークンを生成可能なカードは他にも候補があるものの、《無私の勇者、レナ》はサクることでパワー2以下のクリーチャーに破壊不能を付与する能力があるため、展開したトークンをソーサリータイミングの全体除去などから守ることができ、単体でトークン生成器としての役割が完結している点が強力です。
- 《刃の歴史家》
ウィノータから踏み倒したい枠その2です。ウィノータの能力は攻撃時に誘発するため、《刃の歴史家》が出ればそのまま攻撃中のクリーチャーに二段攻撃を付与して戦闘ダメージを一気に増やすことが可能です。また、二段攻撃は単純なダメージの倍化だけでなく《信号の邪魔者》などのパンプアップ能力や、《敏捷なこそ泥、ラガバン》などのサボタージュ能力とのシナジーも期待できます。
- 《モグ捕り人》
ウィノータから踏み倒したい枠その3です。とはいえ、着地しただけでは特に何もしないため、単に重いカードなため踏み倒せるとお得、という程度のレベルです。3マナタップでゴブリンをライブラリから踏み倒して戦場に出す能力は、《波止場の恐喝者》や《鏡割りのキキジキ》などにアクセスできる強力な能力です。
即座にゴブリンをサーチできる《ゴブリンの女看守》と比べると、本体が重く召喚酔いが解けなければ起動できない代わりに、人間であるためウィノータからの踏み倒しに対応しており、盤面に残れば繰り返し起動できることから、よりミッドレンジ寄りなカードであると言えます。
- 《戦闘の祝賀者》
《戦闘の祝賀者》は3マナでありながら、攻撃時に督励することで全クリーチャーのアンタップと追加の戦闘フェイズを加える強力な誘発型能力を持ちます。一般に追加の戦闘フェイズを得るには《追い討ち》などの重いカードを使う必要があるため、アンタップ&追加の戦闘フェイズを得るカードとしては非常に高いコストパフォーマンスを誇るカードだと言えます。
戦闘フェイズの追加により再度ウィノータの能力を誘発する機会を得るため、大量のカードアドバンテージに繋げることが可能です。ただし、そのターンにウィノータの能力で出たクリーチャーは速攻を持たないため、召喚酔いする点に注意が必要です。また、《戦闘の祝賀者》は人間なのでウィノータによる踏み倒しに対応していますが、踏み倒した際には督励できない点にも注意が必要です。(攻撃クリーチャー宣言ステップを過ぎているため)
また《戦闘の祝賀者》は重要なコンボパーツでもあります。後述の項目で解説します。
- 《Charismatic Conqueror》(カリスマ溢れる征服者)
2マナの人間でないクリーチャーで、対戦相手のアーティファクトやクリーチャーが戦場に出る時にタップして出すか、1/1絆魂の吸血鬼トークンを出すかを迫るシステムクリーチャーです。2マナのシステムクリーチャーとしては対象範囲が広く、生成されるトークンも人間でないためウィノータのプレッシャーにより強力な置物型の妨害として機能します。
最近登場した《Charismatic Conqueror》と《Dauntless Dismantler》の2マナのシステムクリーチャー2枚により相手のアーティファクト(特に大量に出てくる宝物トークン)を気軽に対策できるようになりました。
- 《忠実な弟子》
副官により2マナにして《ゴブリンの熟練扇動者》のようなトークン生成能力を持ちます。生成されるトークンが飛行を持つ点も、クリーチャーの数が減りづらく強力です。本体が人間であるため、ウィノータの誘発回数には貢献できない点は玉に瑕ですが、継続的なトークン生成手段としては高い水準のカードです。
《急報》などの2マナで2体トークンを生成できるカードと比較すると、短期的な貢献度では負けているものの、生成するトークンの質がこちらの方が高く、継続的にトークンを生成でき、また一応ウィノータによる踏み倒しにも対応しているためより安定感があるミッドレンジ寄りなカードであると言えます。
- 《ファイレクシアの歩行機械》
ウィノータの能力誘発回数を増やす枠です。《羽ばたき飛行機械》などと同様に、テンポロスなく設置できるクリーチャーで、ウィノータによるカードアドバンテージ獲得を加速させる役割があります。《メムナイト》はタフネス1で地上なため打ち取られやすい・アタックが通りづらいため不採用となっています。
エンチャントカード
- 《耳の痛い静寂》
1マナでありながら非クリーチャー呪文限定の《法の定め》能力を持つ強力なスタックスカードです。80%以上がクリーチャーと土地で構成されているウィノータEDHのデッキの構造上、1ターンに2つ以上非クリーチャー呪文を唱えることはほぼないため、一方的に相手に刺さる置物として運用することが可能です。
土地カード
- 《墨蛾の生息地》
1マナで1/1感染飛行になれる強力な土地です。ウィノータの能力誘発回数を増やす枠としてはもちろん、今回の構築では《離反ダニ、スクレルヴ》や《マイアの改宗者》など他にも何枚か毒カウンターを与えられるカードがあり、パンプアップ手段やコピートークン生成なども豊富なため、毒カウンターによるプレイヤーの敗北を視野に入れたプランでムーブする選択肢があります。
キープ基準
基本的には以下の判断軸でキープするかどうかを考えます。
- ウィノータの早期着地ができるか
- ウィノータの誘発回数を稼げるクリーチャーがいるか
- 妨害の質と卓との相性
デッキのほとんどは2・3番目のどちらかに該当するクリーチャーが占めているため、基本的には土地の枚数とマナ加速手段の有無、あとは《無私の勇者、レナ》などの序盤にノイズになるカードを抱えているかどうか、という点がネックになってきます。
キープ判定例
ここではいくつか初手ハンドの例と考え方を紹介します。
- ハンド例1
土地2、《太陽の指輪》、《流刑への道》、《ファイレクシアの歩行機械》、《赤霊破》、《イーオスのレインジャー長》
キープです。1T《ファイレクシアの歩行機械》《太陽の指輪》から、2Tにウィノータを着地し、そのターンから能力を回していくことが可能です。一方で除去やカウンターも握れているため、2ターン目のウィノータが除去や打ち消しを受けそうな場合は、ウィノータではなく《イーオスのレインジャー長》で盤面形成とカードアドバンテージを獲得しながら、《赤霊破》などを構えて慎重に仕掛けるのも選択肢です。
- ハンド例2
土地3、《敏捷なこそ泥、ラガバン》、《Dauntless Dismantler》、《堂々たる撤廃者》、《ファイレクシアの破棄者》
キープです。プレイするカードの順番は卓によって変えたいですが、マナアーティファクトの採用枚数が多そうなら、《宝石の洞窟》から1T《Dauntless Dismantler》を着地させにいくのが強く、《敏捷なこそ泥、ラガバン》はその後に設置していくムーブが良さそうです。
コンボ・ギミック解説
鏡割りのキキジキ or 炎の踊り手、リオーニャ+戦闘の祝賀者
《戦闘の祝賀者》のコピーを無限に生成することで、無限戦闘フェイズを得るコンボです。《鏡割りのキキジキ》であれば、《戦闘の祝賀者》のアンタップ能力によって起動型能力を繰り返し起動できるようになり、《炎の踊り手、リオーニャ》であれば、戦闘フェイズの度に《戦闘の祝賀者》のトークンを生成することができるため、無限コンボが成立します。
《戦闘の祝賀者》の能力は督励する必要があるため、攻撃クリーチャー宣言後であるウィノータの誘発能力で上記のクリーチャーが揃ってもその場でコンボは成立しない点に注意が必要です。ただし《戦闘の祝賀者》がすでに盤面におり、戦闘フェイズを追加済みの状況でウィノータの誘発から《炎の踊り手、リオーニャ》が出ればその場でコンボを成立させることが可能です。
鏡割りのキキジキ+士気溢れる徴集兵
非常に一般的な無限速攻トークンコンボです。《鏡割りのキキジキ》を《士気溢れる徴集兵》のEtB能力でアンタップすることで、無限《士気溢れる徴集兵》トークンが成立します。5マナクリーチャー2枚のコンボと重い部類ですが、いずれも場にでさえすれば単体でも仕事ができるカードなためノイズになりづらい点が優秀です。《士気溢れる徴集兵》は人間であるためウィノータによる踏み倒しに対応しており、盤面にキキジキがいなくてもEtBで《戦闘の祝賀者》をアンタップしてみたり、《モグ捕り人》に速攻を付与してみたりと、地味に器用な働きすることができます。
環境での位置付け
デッキパワーレベル
デッキパワーレベルは8です。ウィノータから強力な制圧盤面を形成でき、様々なメタカードにより相手の動きを妨害しながら勝ちを目指すことができます。一方で、クリーチャー軸のデッキであるため《オークの弓使い》や《毒の濁流》を擁する黒が非常に重く、相性が明確に分かれるタイプのデッキでもあります。
相性の良いアーキタイプ
アーキタイプとしてはスタックス系のミッドレンジに分類されるため、ターボ型のコンボや、クリーチャーに対して否定的でないタイプのコントロール、コンボ型のミッドレンジとは相性が良いと言えます。
ターボ型のコンボデッキの例としては下記のイナーラEDH、コントロールデッキとしてはデリーヴィーEDHなどが該当します。
相性の悪いアーキタイプ
クリーチャーを主軸としたデッキであるため、クリーチャー否定戦略を取る特に黒のデッキ全般に弱いです。全体除去や継続的なクリーチャー否定戦略は《ルーンの母》などだと対応できないため、かなり不利であると言えます。例としては下記のヨーグモスEDHなどが該当します。
低予算化オプション
今回のリストをゼロから組んだ場合、2023年12月26日時点での相場におけるデッキ価格は約24.7万円です。EDH.JPの「低予算化オプション」では、アーキタイプの基本的なコンセプトを変更することなく、できるだけ高額なカードを使わずに安価に抑えた構築を紹介します。(基本的にリスト全体で5万円程度で構築しています)
低予算版リスト
低予算リストのデッキ価格は国内相場で51,872円(2023年12月26日時点)です。
リストはmoxfield様でも公開しています。
https://www.moxfield.com/decks/lSvqZRMhBUi_stxsif__Ug
《軍団のまとめ役、ウィノータ》 参考価格: 280円
— クリーチャー 51 —
《羽ばたき飛行機械》 参考価格: 10円
《ファイレクシアの歩行機械》 参考価格: 30円
《命の恵みのアルセイド》 参考価格: 20円
《エスパーの歩哨》 参考価格: 1,600円
《ルーンの与え手》 参考価格: 800円
《ルーンの母》 参考価格: 180円
《セラの高位僧》 参考価格: 850円
《離反ダニ、スクレルヴ》 参考価格: 550円
《敏捷なこそ泥、ラガバン》 参考価格: 6,190円
《ジンジャーブルート》 参考価格: 10円
《ギラプールの希望》 参考価格: 80円
《信号の邪魔者》 参考価格: 49円
《オグマの文書管理人》 参考価格: 1,200円
《聖戦士の奇襲兵》 参考価格: 30円
《Charismatic Conqueror》 参考価格: 430円
《絶壁の救助者》 参考価格: 20円
《Dauntless Dismantler》 参考価格: 10円
《ドラニスの判事》 参考価格: 1,080円
《エーテル宣誓会の法学者》 参考価格: 600円
《堂々たる撤廃者》 参考価格: 500円
《迷宮の霊魂》 参考価格: 133円
《ゴブリンのクレーター掘り》 参考価格: 20円
《忠実な弟子》 参考価格: 30円
《金のマイア》 参考価格: 20円
《鉄のマイア》 参考価格: 30円
《マイアの改宗者》 参考価格: 10円
《極楽の羽ばたき飛行機械》 参考価格: 10円
《ファイレクシアの破棄者》 参考価格: 20円
《魂なき看守》 参考価格: 50円
《エメリアのアルコン》 参考価格: 370円
《エイヴンの思考検閲者》 参考価格: 30円
《塔の長官、ボロミア》 参考価格: 100円
《弁論の幻霊》 参考価格: 70円
《イーオスのレインジャー長》 参考価格: 3,400円
《護衛募集員》 参考価格: 3,980円
《聖域の僧院長》 参考価格: 180円
《スカイクレイブの亡霊》 参考価格: 250円
《戦闘の祝賀者》 参考価格: 300円
《ゴブリンの熟練扇動者》 参考価格: 150円
《帝国の徴募兵》 参考価格: 400円
《軍勢の戦親分》 参考価格: 40円
《月の大魔術師》 参考価格: 1,200円
《顔壊しのプロ》 参考価格: 130円
《猿人の指導霊》 参考価格: 90円
《刃の歴史家》 参考価格: 30円
《モグ捕り人》 参考価格: 90円
《鏡割りのキキジキ》 参考価格: 600円
《炎の踊り手、リオーニャ》 参考価格: 800円
《士気溢れる徴集兵》 参考価格: 50円
《無私の勇者、レナ》 参考価格: 10円
— インスタント 8 —
《悟りの教示者》 参考価格: 750円
《冥途灯りの行進》 参考価格: 149円
《オアリムの詠唱》 参考価格: 630円
《流刑への道》 参考価格: 30円
《沈黙》 参考価格: 720円
《剣を鍬に》 参考価格: 40円
《赤霊破》 参考価格: 310円
《偏向はたき》 参考価格: 2,980円
— ソーサリー 2 —
《髑髏砕きの一撃》 参考価格: 700円
《エメリアの呼び声》 参考価格: 826円
— エンチャント 2 —
《耳の痛い静寂》 参考価格: 50円
《精霊界との接触》 参考価格: 50円
— アーティファクト 6 —
《水蓮の花びら》 参考価格: 1,570円
《太陽の指輪》 参考価格: 40円
《秘儀の印鑑》 参考価格: 30円
《ボロスの印鑑》 参考価格: 30円
《友なる石》 参考価格: 30円
《確信のタリスマン》 参考価格: 30円
— 土地 30 —
《古代の聖塔》 参考価格: 130円
《乾燥台地》 参考価格: 1,270円
《戦場の鍛冶場》 参考価格: 190円
《ちらつき蛾の生息地》 参考価格: 150円
《魂の洞窟》 参考価格: 5,780円
《真鍮の都》 参考価格: 700円
《断崖の避難所》 参考価格: 70円
《統率の塔》 参考価格: 10円
《水晶鉱脈》 参考価格: 350円
《皇国の地、永岩城》 参考価格: 480円
《風変わりな果樹園》 参考価格: 20円
《墨蛾の生息地》 参考価格: 2,400円
《湿地の干潟》 参考価格: 966円
《山》 参考価格: 8円
《針縁の小道》 参考価格: 380円
《平地》 参考価格: 9円
《岩だらけの大草原》 参考価格: 162円
《聖なる鋳造所》 参考価格: 1,090円
《反逆のるつぼ、霜剣山》 参考価格: 320円
《観客席》 参考価格: 230円
《灼陽大峡谷》 参考価格: 1,080円
低予算化に伴いデュアルランドや一部の高額土地を不採用としたため色基盤はやや不安定になっていますが、基本的なデッキコンセプトやデッキの回し方に変わりはありません。また《魔力の墓所》などの高額なマナアーティファクトも不採用になっているため、全体的にデッキが低速化しています。
高額カード一覧
EDH.JPでは単体で5000円以上※のカードを「高額カード」として分類しており、今回のリストにおける「高額カード」は以下です。
※ 多くのカードゲームで、レアリティに拘らない場合のトップレアの相場感を参考にした金額
《モックス・ダイアモンド》 51,800円
《裏切り者の都》 28,350円
《Plateau》 24,000円
《魔力の墓所》 19,000円
《宝石の睡蓮》 12,000円
《波止場の恐喝者》 9,000円
《金属モックス》 9,000円
《古えの墳墓》 7,000円
《宝石の洞窟》 6,400円
《敏捷なこそ泥、ラガバン》 6,190円
《孤独》 5,900円
今回のリストはかなり安価な方なので、低予算版でも《敏捷なこそ泥、ラガバン》などは採用しています。また、高額カードで採用を見送ったカードも、基本的にはそこまでデッキコンセプトに響くカードはないため、持っていれば採用する程度でも良いと思います。
その他の候補カードについて
今回のリストはスタックス系ミッドレンジで、比較的線の太いゲームプランをメインとしていましたが、よりコンボ性能を高めたい場合は以下のようなコンボパーツへアクセスする手段を増やすと良いです。
- 《ゴブリン徴募兵》
- 《ギャンブル》
一方で、よりスタックス性能を高めたい場合には、以下のような強力な置物を採用することをおすすめします。これ以外にも、クリーチャーにはかなり幅広い選択肢があるため、好みやその時の環境に合わせてチューニングしていくことができます。
- 《安らかなる眠り》
- 《血染めの月》
- 《アメジストのとげ》
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はボロスカラーでクリーチャーの大量展開が可能な統率者である軍団のまとめ役、ウィノータEDHのデッキを紹介しました。
個人的に、ランダム性のある能力はゲーム展開がマンネリ化しづらく、新鮮な気持ちでゲームを楽しめる点が非常に魅力的だと思っているので、ぜひ実際に回してみて欲しいです。
記事の更新情報はEDH.JPのX(Twitter)で投稿しています。ぜひフォローしてください。